3-1.樹脂
関連リンク
POM(ポリアセタール)
バランスのとれた機械的性質を有し、かつ優れた耐疲労性・耐クリープ性・摩擦磨耗特性・耐薬品性を備えている。
PC(ポリカーボネード)
バツグンの耐衝撃性を有し、機械的特性、電気的特性などをバランスよく備え、かつ透明で自己消化性を示す。
PP(ポリプロピレン)
比重が0.9と汎用プラスチック中最も軽く、耐薬品性・耐加水分解性・電気的特性にも優れる。
PPS(ポリフェニレンサルファイド)
優れた耐熱性を有し、高温度雰囲気中で長時間使用しても物性劣化はほとんどない。
また、耐薬品性、機械的特性、電気的特性、および寸法安定性にも優れる。
レニー(ガラス繊維強化ポリアミドMXD6)
エンプラの中で最も大きい強度・弾性率を有し、耐油性や耐熱性にも優れる。
ピーク(ポリエーテルエーテルケトン)
エンプラの中でも最高レベルの耐薬品性を有し、PEEKを溶解する唯一の汎用化学品は濃硫酸だけ。また、耐熱性、耐摩耗性、難燃性、耐加水分解性にも優れる。
オーラム(熱可塑性ポリイミド)
卓越したクリーン特性を持ち、高温化でのアウトガスが他のスーパーエンプラに比べて少なく、半導体をはじめとするクリーンな用途への使用が可能。また耐熱性・耐薬品性にも優れる。
PTFE(四フッ化エチレン樹脂)
ほとんどの化学薬品・溶剤に対して不活性。
さらに、優れた電気特性・非粘着性と潤滑性をあわせもつ。
テラリンク
ナイロン6、ナイロン66、PBT材があり汎用樹脂と同レベルの成型ができ、熱硬化性樹脂並みの耐熱性を持つ。
PA6PA66(ポリアミド=ナイロン)
強靭な材料で摩擦係数が小さく、しかも耐摩耗性で、自己潤滑性に優れている。
耐油性、耐薬品性もよいので機械材料に最適な材料であるが、吸湿性が高いので、設計上配慮しなければならないという問題点もある。