2.切削材の特徴一覧

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小ねじ
材料名 SUM24L
規格名称 いおう快削鋼 規格 JIS G 4804
特性 炭素鋼の被快削性を向上させるために硫黄を添加した鋼材。
炭素鋼に比較して強靭さは劣る。末尾に”L”がつくものは”Pb”を含む。
用途 強靭さをあまり必要としない機械部品に広く使用される。
備考  
材料名 SS400
規格名称 一般構造用圧延鋼材 規格 JIS G 3101
特性 靭性に優れており、冷間加工あるいは溶接が容易である。
400の数値は引っ張り強さを示す。
用途 建築・船舶・車両・多種構造物やボルト・ナット・軸などの一般部品。
備考  
材料名 C3604
規格名称 快削黄銅 規格 JIS H 3250
特性 被削性に優れ、加工性・打抜性も良い。C3602は展延性も良い。
用途 ボルト・ナット・小ネジ・歯車・バルブ・時計・カメラ部品など。
備考  
材料名 S45C
規格名称 機械構造用炭素鋼鋼材 規格 JIS G 4051
特性 冷間加工性、溶接性はやや悪い。
焼入れ焼戻しによって適宜な強さと靭性が得られる。
用途 船舶・車両・軸・歯車の部品。ボルト・ナット・ピン・キーなど。
備考  
材料名 SCM435
規格名称 クロムモリブデン鋼鋼材 規格 JIS G 4105
特性 炭素鋼に比べて焼入性に優れている。
調質することにより、優れた強度・靭性が得られる。
用途 工作機械部品・軸・歯車・六角穴付ボルトなど多岐にわたっている。
備考  
材料名 SK4
規格名称 炭素工具鋼鋼材 規格 JIS G 4401
特性 高速度鋼に似た高合金で、炭素含有量が低い。
タングステンを多く含有しているため、耐摩擦性は高い。
用途 プレス型・ダイカスト型押し出し工具。
備考  
材料名 SUS303
規格名称 ステンレス鋼棒 規格 JIS Gg 4303
特性 オーステナイト系ステンレス鋼。被削性、耐焼付性良好。
SUS302の高セレン快削鋼。
用途 耐食性が必要で溶接を伴わない加工部品全般。
備考  
材料名 SUS304
規格名称 ステンレス鋼棒 規格 JIS G 4303
特性 オーステナイト系ステンレス鋼。耐食性良好。
溶接性、曲げ加工良好。
用途 食品設備・一般化学設備・原子力用ボルトなど。
備考  
材料名 SUS316
規格名称 ステンレス鋼棒 規格 JIS G 4303
特性 オーステナイト系ステンレス鋼。海水に対する耐食性良好。
耐薬品性にも優れている。
用途 海水プラント設備・薬品設備・耐食用ボルトなど。
備考  
材料名 SUS416
規格名称 ステンレス鋼棒 規格 JIS G 4303
特性 マルテンサイト系ステンレス鋼。被削性がステンレス鋼の中で最良の鋼種。
マルテンサイト系の快削鋼。
用途 焼入れ処理を施して使用。
備考  
材料名 SUS420J2
規格名称 ステンレス鋼棒 規格 JIS G 4303
特性 マルテンサイト系ステンレス鋼。
焼入れ後の硬度が高い。
用途 刃物・ノズル・バルブ。
備考  
材料名 SUS430
規格名称 ステンレス鋼棒 規格 JIS G 4303
特性 フェライト系ステンレス鋼。
耐食性の優れた汎用鋼種。
用途 家電部品・家庭用器具・建築内装品。
備考  
材料名 SUS420F
規格名称 ステンレス鋼棒 規格 JIS G 4303
特性 マルテンサイト系ステンレス鋼。
SUS420J2の被削性改良鋼種。
用途 刃物・ノズル・バルブ。
備考  
材料名 A2017
規格名称 アルミニウム合金 規格 JIS H 4040
特性 焼入れ焼戻しにより、鋼材に匹敵する強度が得られる。
Cuを多く含むので、耐食性が劣る。
用途 航空機・油圧部品・ギアーなど。
備考  
材料名 A5052
規格名称 アルミニウム合金 規格 JIS H 4040
特性 中程度の強度を持つもっとも一般的な合金。
耐食性・加工性がよく、特に耐海水性に優れ、溶接性も良好。
用途 一般板金・船舶・車両・建築・飲料缶など。
備考  
材料名 POM(ジュラコン・ポリアセタール・デルリン・テナック・ユピタール)
規格名称 ポリオキシメチレン
特性 耐薬品性、耐摩耗性に優れている。
切削性もよく、機械的強度も良好。
用途 歯車・カム・モーター部品・ファスナー・バルブなど。
備考  
材料名 PTFE(テフロン)
規格名称 4フッ化エチレン(フッ素樹脂)
特性 耐熱性、耐薬品性に一番優れている。機械的強度は劣る。
耐熱性は290℃、耐薬品性は酸・アルカリ・各溶剤にも良好。
用途 電気部品・薬品設備など。
備考