ボルトの必要長さ計算

ボルト選定ガイド / 長さ計算

部材の厚さと締結条件を選ぶと、対応する座金厚さ・ナット高さを自動反映し、必要なボルトの首下長さと候補長さを計算します。六角ボルト、六角穴付きボルトなどをナットで締結する場合の目安にお使いください。

計算ツールへ計算方法M10の計算例商品を探す

1. ボルトの必要長さを計算する

対象: 貫通穴と標準六角ナットを使用する締結。平座金はISO 7089普通形・片側1枚まで。高ナット、薄型ナット、袋ナット、ばね座金、特殊座金はこのツールの対象外です。

入力項目は相互チェックします。組み合わせが成立しない場合や呼び径別の長さ候補範囲を超える場合は、候補を表示しません。

板厚には呼び径別の規格値はありません。正の実寸値を入力し、他の寸法を含む合計がこの計算機の範囲に収まるか検証します。

計算結果

必要首下長さ (計算値)計算待ち
検討する長さの候補計算待ち

入力後に計算結果が表示されます。

固定部材合計
18 mm
座金合計
4 mm
ナット高さ
8.4 mm
希望突出量
3 mm

入力の組み合わせを確認しています。

これは寸法から求めた一次候補です。首下長さの公差、部材の実寸、ナットのねじ掛かり、ボルトの全ねじ・半ねじ範囲、強度などは別途確認してください。

M10 x 35の商品例六角ボルト M10 x 35 全ねじ (鉄・生地)六角ボルト M10 x 35 半ねじ (鉄・生地)両商品の適用規格、ねじ部形状、在庫は各ページで確認してください。

※ 自動計算にはJavaScriptが必要です。候補長さは主に六角穴付きボルト(ISO 4762)の呼び径別長さ範囲とISO 888の優先系列を参考に限定しています。六角ボルト(ISO 4014・4017)では短い長さの設定がない場合があり、すべての種類が候補範囲の全域に対応するわけではありません。細目・特殊品の製作可否、規格適合、ネジクルの在庫を保証しません。

参考規格:ISO 4032:2023、ISO 8673:2023、 ISO 7089:2000、ISO 4762:2004、 ISO 888:2012、ISO 4014:2022、 ISO 4017:2022。
規格年の確認日:2026年10月15日。
※各規格を参考にした簡易計算であり、 個別商品の規格適合を保証するものではありません。

2. ボルトの長さはどこから測る?

一般的な六角ボルトと六角穴付きボルトでは、頭の下の座面からボルト先端までが「首下長さ」です。頭部の高さは足しません。

基本式L = A1 + A2 + W1 + W2 + H + (n x P)
記号意味確認のポイント
A1・A2締結する部材の厚さ実際に重なる厚さの合計
W1・W2座金の厚さなし、またはISO 7089普通形1枚
Hナット高さISO 4032/8673の寸法を自動設定
n x P突出させる長さ選択した2-5山 x ピッチで概算 (先端の面取り・不完全ねじ部を含む)

3. 計算例: M10のボルトは何mmを選ぶ?

厚さ10mmと8mmの板を、平座金2枚と六角ナットで締結する例です。M10並目のピッチを1.5mmとし、ナット高さ8.4mm、突出量を2山分として計算します。

10 + 8 + 2 + 2 + 8.4 + (2 x 1.5) = 33.4mm

長さ候補としてM10 x 35を検討できます。35mmの場合、ナットより先に出る量は4.6mm (約3.1山)の計算です。なお、この計算例はM10の代表的な寸法を仮定したもので、ナット・座金・ボルトの仕様を保証するものではありません。

4. 購入前に確認したい3つの注意点

1. 半ねじの円筒部とねじ部

半ねじは、長さが合ってもナットがねじ部に十分かからない場合があります。また、部材の接合面にねじ部が来るかどうかは荷重条件によって重要です。ねじ部長さ b だけでなく、メーカーの全ねじ・半ねじ範囲と円筒部寸法を確認してください。

2. ナット・座金の種類

自動入力する値は、ISO 4032・ISO 8673の標準六角ナット最大高さ、およびISO 7089普通形平座金の呼び厚さです。国内で流通する旧JIS(附属書)品のナットはISO品と高さが異なり(例: M10はISO品8.4mm、附属書品8mm)、突出量が計算値より長くなるため、周辺部品との干渉を確認してください。薄型・高ナット・袋ナット・ばね座金・組込み座金を使用する場合はこの計算機を流用しないでください。

3. ねじ掛かり・公差・使用環境

希望突出山数(この計算機では2-5山)は選定の便宜上の目安です。突出すれば安全とは限りません。ボルト先端の不完全ねじ、各寸法の公差、締付条件、必要強度、腐食対策、周辺部品との干渉まで確認してください。建築鉄骨の高力ボルトや圧力設備など、業界の基準・仕様書で余長が定められている場合はそちらに従ってください。

5. よくある質問

ボルトの頭の高さを加算しますか?

一般的な六角ボルト、六角穴付きボルトの首下長さには頭部を含めません。皿ねじなど、頭部込みの全長で表すねじは測定基準が異なります。

座金を使わないときは?

頭側・ナット側の座金厚さで「座金なし」を選択してください。この計算機はISO 7089の平座金1枚または座金なしに限定しています。

計算値が33.4mmなら35mmを必ず購入できますか?

35mmは候補の一つです。呼び径、材質、規格、強度区分、全ねじ・半ねじによって設定される製作長さや在庫は異なります。注文前に商品ページで確認してください。

タップ穴にねじ込む場合にも使えますか?

この計算機は貫通穴とナットを使う締結専用です。タップ穴の場合は、部材の厚さと必要なねじ込み深さ、下穴深さ、底付きの余裕を考慮し、別の式で選びます。

免責: 本ページの算出値は一般的な寸法選定のための参考値です。締結強度、緩み、安全性、規格への適合および商品在庫を判定するものではありません。重要な締結には設計者・メーカーの指示を優先してください。

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