ネジの百科事典 | 歯付座金/菊座金

特徴

歯付き座金とは、内側、外側、もしくは両方に歯が付いておりその歯が立ち上がっている形状をしております。
その歯が部材に食い込むことにより、緩みを防止します。別名、菊座金、ロックワッシャー、スターワッシャーとも呼ばれます。
種類は、歯付ワッシャー（内歯ワッシャー、外歯ワッシャー、内外歯ワッシャー、歯付ワッシャー（皿形などの種類があります。
ネジクルでは4種類の歯付き座金を取り揃えています
1.内歯形----内径側の歯を45度ほど絞り、ばね作用を利用してネジのゆるみを防止します。
2.外歯形----外径側の歯を45度ほど絞り、ばね作用を利用してネジのゆるみを防止します。外歯形の方が歯の数が多く、内歯形よりもゆるみ止め効果は大きいです。
3.さら形-----皿ネジに使用される歯付き座金です。
4.内外歯形--歯の数が内、外にあり、ゆるみどめ効果をさらに増大させた歯付座金です。

用途

主には緩み止めや、高さを出すための目的で使用されます。軸部分に使用されることが多く、締め付けトルクのかかならないところに使用されます。
皿形は、皿小ねじに使用されます。

歯付き座金の規格表

歯付き座金外歯

呼び	d		D		t		歯数
呼び	基本寸法	許容差	基本寸法	許容差	基本寸法	許容差	外歯形
M2.6				0 -0.30
M3	3.2	＋0.2 0	6.5	0 -0.4	0.45	±0.035	8
M4	4.3		8.5		0.45	±0.035	9
M5	5.3		10		0.6	±0.04	10
M6	6.4	＋0.3 0	11	0 -0.5	0.6	±0.04	12

※ECサイトでも取り扱いが御座います。サイズ表をクリックして下さい。

歯付き座金内歯

呼び	d		D		t		歯数
呼び	基本寸法	許容差	基本寸法	許容差	基本寸法	許容差	内歯
M2.6
M3	3.2	＋0.2 0	6.5	0 -0.4	0.45	±0.035	8
M4	4.3		8.5		0.45	±0.035
M5	5.3		10		0.6	±0.04
M6	6.4	＋0.3 0	11	0 -0.5	0.6	±0.04	9

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歯付き座金皿形

呼び	d		D	e	t		歯数
呼び	基本寸法	許容差	約	最大	基本寸法	許容差	歯数
M3	3.2	＋0.2 0	6	1.8	0.4	±0.03	8
M4	4.3		8	2.5	0.4	±0.03	8
M5	5.3		10	3.1	0.5	±0.035	9
M6	6.4	＋0.3 0	12	3.8	0.5	±0.035	10
M8	8.4	＋0.3 0	16	5.1	0.6	±0.04	12

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歯付き座金内外歯形

呼び	d		D		t		歯数
呼び	基本寸法	許容差	基本寸法	許容差	基本寸法	許容差	内歯	内歯
M3	3.2	＋0.2 0
M4	4.3		15	0 -0.5	0.6	±0.04	8	12
M5	5.3		15		0.6	±0.04	8
M6	6.4	＋0.3 0	17.5		0.8	±0.05	9
M8	8.4	＋0.3 0	22.5	0 -0.6	0.9	±0.05
M10	10.5	＋0.4 0	26		1	±0.055		14
M12	12.5		29		1	±0.055	10
M14	14.5		32	0 -0.8	1.2	±0.065	10
M16	16.5		35	0 -0.8	1.4	±0.07	12	16

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