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連載 3INTERVIEW

薪ストーブはメンテナンスも大切、
お客様と長いお付き合いをしたい

さくらプランニング株式会社 様

記事公開日:2014年12月15日

豊田に本社のある薪ストーブの販売、設置をされているさくらプランニング株式会社の伊藤様にお話を伺いました。

お客様:さくらプランニング株式会社 伊藤淳様 / 聞き手:株式会社ツルガ 敦賀伸吾、宮嶌佳代

目次
・薪ストーブはメンテナンスも大切、お客様と長いお付き合いをしたい
・ネジクルに出会う前は、ホームセンターや金物屋をかけずり回っていた
・ネジの良し悪しで作業効率が変わる
・ネジも時代によって進化している。だからいろいろ調べるんです

薪ストーブはメンテナンスも大切、お客様と長いお付き合いをしたい

敦賀:本日はお時間をいただきましてありがとうございます。先日は豊田の事務所には伺いましたが、こちらの展示場は初めてです。家に薪ストーブを取り付けた雰囲気が良くわかりいいですね。

伊藤様:豊田は一応ストーブを置いてはいますが、事務所機能がメインなのであまりたくさん見ていただけなかったのです。もともと岐阜のお客さんが多かった為、こちらで見れる所はないのと聞かれていたので展示場として3年前に開きました。

敦賀:もともと薪ストーブの仕事をされていたのですか?

伊藤様:法人化する前は輸入住宅系の工務店に勤めており、薪ストーブの取りつけ以外にもいろいろ工事をしていました。一生懸命打ち合わせをして素敵なお家ができても、せっかく建てた家を楽しみきれていない人も中にはいらっしゃいました。一方で家を活用して楽しむ方もいました。そういう方のお家には、薪ストーブやウッドデッキがあったり、こだわりのキッチンがありました。それをいい暮らしだなと思いながら仕事をしていました。そうして7年前に法人化をした頃から薪ストーブの需要がどんどん伸びたので、薪ストーブ専門にしたという感じです。

敦賀:輸入住宅系の工務店だったから、薪ストーブを取り付るお客様に多く出会えたのですね

伊藤様:そうですね、その薪ストーブを取りつけるお客さま層も少しずつ変わってきました。昔はお金持ちの贅沢品というイメージでしたけど、今はもっと身近な道具として根付いてきていると感じます。特にこの地方は暖房器具として薪ストーブが定着しつつあります。
薪ストーブは暖をとったり、火を見て楽しむことだけでなく、ストーブの上で料理をしたりピザを焼いたり、本当にいろいろな楽しみができる。そういった意味ではただの暖房器具ではありません。スイッチひとつで、暖かくなるものとは異なり、手間はかかりますけど、その分生活を豊かにしてくれるものだと思いますね。
なので、薪ストーブを家にとりつけようか検討をされている方には、ここで2時間でも3時間でも、実際にストーブを使っていただき、楽しんで納得して買ってもらいたいと思いますね。

敦賀:そうですよね、実際に設置して、もし使わなくなったから外しますというものでもないですしね。
薪ストーブの施工工事は誰でもできるものでしょうか?

伊藤様:そうですね、その薪ストーブを取りつける直接火を燃やすものなので、僕らはもう火事が出ないように安全に工事するのが一番ですよね。だからメーカーも薪ストーブ屋を始めたいからすぐにでも売ってもらえるという物ではありません。やっぱり知識や経験があり、責任をもって施工・アフターメンテナンスもちゃんとやれる会社でないと取引してもらえないのです。

敦賀:伊藤さんは以前から実績があったから、メーカーさんと取引ができたんですね。
あとは新築の家に取りつけるだけじゃなく、長く住んだ家にも取り付けるのでしょうから、建築の知識も重要ですね。

伊藤様:そうですね。知識はもちろん必要ですが、それに加えて経験も重要です。自分の場合は建築をもともとやっていた強みがありますので、建物を見れば壁の中がどのような構造になっているか分かります。それは作業がスムーズに進む大切なスキルですが、そういった知識や技術だけではなく、『お客様のことを考えて、安全や使い勝手の良さなどを一番に考えましょう』とスタッフにもよく言います。それが大切だというのは、自分の中に強い信念としてありますね。

敦賀:なるほど、そういう目利きの強さや、御社の理念が反映されているのでしょうね。
そのような価値観をもっていらっしゃるので、お客様からも支持されるのでしょうね。

伊藤様:そうであってくれると嬉しいですね。
やっぱりうちのことを信頼して下さるお客様と付き合っていきたいと思います。薪ストーブは、どうしてもメンテナンスが必要なので、長い付き合いになります。

敦賀:ほんと、理念と思いが素晴らしいですね。

伊藤様:そうであってくれると嬉しいですね。
理念など凄いことではなくて、自分の中のルールと単に薪ストーブが好きなだけです。薪ストーブに初めて火を入れた瞬間のお客様の輝いた顔がすごくいいんですよ。『ああこの仕事していて良かった、楽しいな』と思います。

ネジクルに出会う前は、ホームセンターや金物屋をかけずり回ってた

敦賀:お客様に喜んでもらえるために、プロとして仕事を高めるってところですよね。
その薪ストーブをとりつける際にネジが必要になってくると思いますが、ネジクルで買う前はどうされていましたか?

伊藤様:ネジクルさんで買う前は、欲しいものを探しに近所の金物屋をかけずり回っていましたね。先日はあったはずだけど今日はないとか、ケースじゃないと売れないと言われ、本当に苦労しました。うちが使うネジは屋外でも使うのでステンレス製を使いますが、ステンレスのネジ自体、取扱が非常に少ないです。僕らみたいな小ロットで買う人は、その金物屋さんが大量注文を受けた時に出た”余り”を購入するらしいです。だから金物屋さんに”余り”がなければ買えない。運みたいなものです。

敦賀:常に欲しいネジがあるわけではないのですね。それでは無駄な時間が多くなりますね。

伊藤様:それに、無ければケースで取らなければなりません。小箱ではなく大箱で取ってほしいと言われます。でもそんなに買っても使えるかどうかも分からないので、そんな買えないわけです。

敦賀:欲しいネジを、欲しい数量で買えないという状況があり、ネジクルを探していただけたわけですね。

伊藤様:そういった困った状況もあります。
また、ホームセンターや金物屋の店頭で新しいネジやサイズ違いがあるのを見て、『今度これをつかってみよう』と思います。それと同じように、ネットで検索をして、もっと良いネジがないかと探している時に偶然出会ったのがネジクルさんでした。ネジの総合サイトは多分そんなにないですよね。

敦賀:ありませんね。

伊藤様:見つけてからはもうネジはネジクルさんしか見ていないところはあります。ネジ以外の部材をネジクルさんで値段の確認をしたり、判断の物差しとしても使っています。

ネジの良し悪しで作業効率が変わる

敦賀:ネジの情報収集を熱心にされますね。それはどうしてですか?部材としてはそんなにインパクトは大きくないし、メインの材料はストーブや煙突だと思いますが。

伊藤様:ネジは施工性に関わってきます。作業効率が変わりますね。
例えば、現場でネジを使う際、ねじ立てに失敗し折れて落とすわけです。だから作業性が悪いとだめですね。捨てるしかないので非常にもったいないと思います。

敦賀:施工性ですか。

伊藤様:施工性が良いというのはやはり重要ですね。安くても施工性が悪ければ、意味をなさないということですね。

敦賀:10円のネジで人件費が1日あがるってことですね。

伊藤様:そうですね。あとは現場の壁の工事をしていて、くいつきが悪いネジだとぽろぽろ落ちる。
それを全部作業し終わった後に拾って集めなければいけない。その拾うのにも時間がかかるわけですよね。

敦賀:なるほど。

伊藤様:なのでそういうことも含めて考えると、多少高いネジのほうが当然精度は高いので失敗は無くなりますし、ネジの喰いつきもいいので落ちない。大切なお客様の家に使うネジなので、安かろう悪かろうでは意味がありません。安くて良ければそれに越したことはありませんが。なかなかそういうものではありませんしね。だから常にいいネジを探しているのですよね。

敦賀:なるほど、ネジが施工効率、作業効率につながるのですね。

宮嶌:施工効率や作業性というのは法人化をされる前から意識をされていましたか?

伊藤様:そうですね。昔、同じ業種の手伝いをしていた時は、自分で違うネジを用意しましたね。自分が使っているネジは信頼性があるので仕事がしやすいと思いました。ですので、自分のネジ箱を持って現場に行っていました。

宮嶌:凄いですね。

ネジも工具に合わせて進化している。だからいろいろ調べるんです

敦賀:伊藤さんはネジについて熱心に調べられていますけど、同じものを買い続けることはありませんか。

伊藤様:豊田と岐阜で違ったネジを使うのを避けたいため、統一化をさせたいと思います。そうすればよりクオリティも均一化できるので。

敦賀:統一化するのは作業効率の面からも、メリットがありますよね。

伊藤様:はい、クオリティを均一化したいのは大前提ですが、統一化が実は難しい部分でもあるんです。ネジもやはり工具に合わせて進化されていると思いますね。例えば、昔はよく折れていたけど最近は減りました。きっと以前のネジは、手で絞めてくのに合った強度だったと思いますが、電動工具が普及してトルクが強くなり、締結する力にネジが負けて折れていたと思います。でも今は折れない。

敦賀:工具の力にも耐えられるように材質を変えていったのでしょうね。

伊藤様:多分そうだと思います。その頃よりも今は柔らかめの配合になっているそうです。そうやって工具に合わせてネジも進化をし、新たな素材が出てきたりするので、もっといいネジ無いかなと探してしまうのです。

敦賀:なるほど。でもそれを調べたり、探すのは大変ですね。

伊藤様:昔オートバイをいじっていた頃は、ネジばかり集めているようなおじさんのところへ行き相談すると教えてくれました。そうやっていろいろ知識をつけてきたのですけど、今はホームセンターの陳列棚に何かないかなって探しに行きます。よっぽどの事がない限り店員さんに聞けませんよね。聞いてもわからない人も多いですから。だから町の専門店さんが閉店されるというのは、非常に悲しいことだと思いますね。

宮嶌:町のネジ屋さんというのは、近くで買えるだけでなくて相談できる存在でもありましたね。今はどうされているんですか?

伊藤様:買うのはネジクルさんばっかりですが、情報収集は仲間や現場で出会う他業種の方から教えてもらい、新商品が出てないかを見にホームセンターに行ってます。

宮嶌:ネジでわからない事があったら、ぜひネジクルにも気軽に相談してください。

伊藤様:そうですよね。困ったら電話で聞けばいいのでしょうが、それをなかなか活用できていない。もっと活用させて頂かないと思っています。

敦賀:僕らもお客様の要望にこたえていきたいと思っていますので、なんでも仰ってください。ネジクルはネジを売るだけでなくて、そういったご要望や質問にもお応えして、お客様のお役に立てる存在でありたいと思っていますから。
今日は本当にいろいろ聞かせて頂きましてありがとうございました。