クリーン水素で進む特殊鋼の脱炭素 ねじ調達は「材料変化」をどう見るか
はじめに
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ジェトロが2026年6月18日に公開した「スウェーデンの水素動向(2)クリーン水素で進む特殊鋼の脱炭素」では、日本製鉄グループの山陽特殊製鋼傘下であるオバコが、クリーン水素を活用して特殊鋼生産の脱炭素化を進める取り組みが紹介されています。製鉄工程が変化するなかで、ねじ・締結部品を調達する側では何を確認しておくべきか。材料、品質、供給の視点から整理します。
記事の要点
- 北欧の再生可能エネルギーを背景に脱炭素化日本製鉄グループの山陽特殊製鋼の完全子会社であるスウェーデンの特殊鋼大手オバコは、北欧の再生可能エネルギー環境を活用し、鉄鋼生産に伴うCO2排出量の削減を進めています。
- クリーン水素プラントが本格稼働オバコがスウェーデンのホーフォーシュ製鉄所に建設したクリーン水素プラントは、2023年9月に本格稼働しました。特殊鋼の製造工程にクリーン水素を取り入れる具体的な取り組みとして運用が進められています。
- 2026年3月に追加ヒアリングジェトロは2026年3月5日にオバコへの追加取材を実施し、生産・技術部門とサステナビリティ部門の担当者へのインタビューを通じて、設備稼働後の状況や取り組みの進捗を確認しています。
- メリットと制約の双方を確認記事では、クリーン水素を利用した脱炭素製鉄について、環境負荷低減の効果だけでなく、実際に設備を導入・運用するうえでのメリットと制約の双方が整理されています。
- 人材・労務環境も事業継続の要素脱炭素技術だけでなく、日本企業がスウェーデンで事業を展開する際に直面する可能性がある人材確保や労務環境についても取り上げられています。
ネジクルの視点
関連商品
六角ハイテンションボルトF8T
高い強度が求められる鋼構造物などで使用される高力ボルトです。材料や製造方法の変化を見る際は、商品名だけでなく強度区分、材質、表面処理、設計条件まで確認してください。
キャップボルト(並目)
機械設備で広く使用される六角穴付きボルトです。材質、強度、表面処理などの仕様を整理しておくことで、設備設計や保全時の再調達を行いやすくなります。
六角ボルト 全ねじ(並目)
設備や構造物など幅広い用途で使用される標準的な締結部品です。上流材料や供給環境が変化しても、必要な規格と仕様を固定して管理することが安定した再調達につながります。
植え込みボルト
機械部品や設備の締結に使用される商品です。保全や交換に備え、材質、寸法、ねじ部の仕様、使用箇所を記録し、同一仕様を再手配できる状態にしておくことが重要です。
平ワッシャー FW
ボルトやナットと組み合わせて使用する座金です。締結部を単品で考えず、ボルト、ナット、座金を組み合わせた仕様として管理することで、交換や再調達時の確認作業を減らせます。
調達時に確認しておきたいポイント
- 材質と強度区分を図面・仕様書と一致させる
- 表面処理と使用環境の条件を分けて確認する
- 呼び径、長さ、ねじピッチなど寸法条件を固定する
- 代替候補を持つ場合も要求性能を変えない
- 価格だけでなく納期、在庫、供給安定性も確認する
出典: ジェトロ「スウェーデンの水素動向(2)クリーン水素で進む特殊鋼の脱炭素」
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ねじ・締結部品を選定する際は、材質、強度区分、寸法、表面処理、必要数量を整理したうえで、各商品ページの仕様をご確認ください。在庫品は平日午前中の注文で当日発送です。


材料の変化を調達条件として捉える
ねじ・締結部品の性能は、最終形状だけでなく、使用する鋼材、強度区分、熱処理、表面処理など複数の条件によって決まります。製鉄工程の脱炭素化が進む局面でも、調達側では必要な材質や性能を明確にし、仕様単位で管理することが重要です。
製造工程が変わっても要求性能を明確にする
上流の製鉄方法が変化しても、締結部品に必要な強度、寸法、材質、表面処理などの要求条件がなくなるわけではありません。必要条件を標準化しておくことで、材料や供給環境が変化した場合でも代替候補を比較しやすくなります。
材料・市況・供給能力を継続して確認する
オバコの取り組みは、設備建設、本格稼働、その後の追加取材と継続的に確認されています。ねじ調達でも、材料価格、市況、メーカーの供給能力、納期などを定点観測し、発注数量や発注時期の判断へ反映することが安定調達につながります。
脱炭素と価格・納期・品質を分けて評価する
環境負荷低減は重要な評価軸ですが、実際の調達では価格、納期、品質、必要数量、供給安定性も同時に確認する必要があります。環境性能だけで判断せず、使用条件を満たすかを含めて総合的に評価することが重要です。
供給力は設備・人材・在庫・物流で確認する
記事が人材・労務環境にも触れている点は、供給安定性を考えるうえで重要です。材料メーカーから締結部品メーカー、流通まで、設備だけでなく人材、在庫、物流を含めて供給体制を確認し、必要に応じて複数の調達候補を持つことがリスク低減につながります。