産業ロボット設備 据付・保守工程別 締結部品選定
工程1:ロボットベース架台据付工程
工程内容(仕様書ベース)
産業ロボット本体をコンクリート基礎または架台へ固定する工程です。
JIS B 8433(産業用ロボット安全要求事項)およびJIS B 1180に基づき、高強度ボルトによる固定を実施します。
なぜ必要か
ロボット動作時には高速加減速による振動荷重が発生します。固定剛性不足は位置ズレ・ティーチング誤差・設備停止を引き起こします。
使用製品
用途・役割
- 六角穴付きボルト:ロボットベース固定
- ノルトロックワッシャー:振動による緩み防止
- ケミカルアンカー:基礎固定強度確保
選定基準
- 強度区分:12.9または10.9
- 材質:SCM435、合金鋼
- 使用環境:振動環境・油環境
- 規格:JIS B 1176、ISO 4762
引用仕様書名または参考基準名
- JIS B 8433
- JIS B 1180
- ISO 10218
次工程↓
工程2:ロボットアーム機械組立工程
工程内容(仕様書ベース)
ロボット関節部、減速機、サーボユニットを組み付ける工程です。高精度締結管理が必要です。
なぜ必要か
軸ズレや締付不足はバックラッシュ増大や位置精度悪化を招きます。
使用製品
用途・役割
- ソケットヘッドボルト:精密部締結
- 皿バネ座金:軸方向荷重維持
- ロックタイト:微振動緩み防止
選定基準
- 強度区分:12.9
- 材質:SCM435黒染め
- 使用環境:サーボ熱環境
- 規格:ISO 4762、JIS B 1251
引用仕様書名または参考基準名
- JIS B 1176
- ISO 4762
- ロボットメーカー標準組立仕様
次工程↓
工程3:制御盤・配線ダクト取付工程
工程内容(仕様書ベース)
制御盤、配線ダクト、端子台を設備フレームへ固定する工程です。
なぜ必要か
制御盤振動やケーブル荷重による脱落防止が必要です。
使用製品
用途・役割
- 6角タッピングネジ:薄板固定
- バネ座金:締結保持
- チャンネルボルト:盤固定レール接続
選定基準
- 強度区分:4.8以上
- 材質:鉄三価クロメート
- 使用環境:屋内制御盤
- 規格:JIS B 1122
引用仕様書名または参考基準名
- JEM 1195
- JIS C 8201
- 制御盤標準仕様書
次工程↓
工程4:安全柵・周辺装置固定工程
工程内容(仕様書ベース)
安全柵、光電センサ架台、コンベア周辺機器を固定する工程です。
なぜ必要か
安全柵脱落は労働災害へ直結するため、緩み防止対策が必要です。
使用製品
用途・役割
- 六角ボルト:フレーム固定
- Uナット:振動緩み防止
- 皿ボルト:突起防止
選定基準
- 強度区分:8.8
- 材質:SS400またはSUS304
- 使用環境:工場屋内
- 規格:JIS B 1180
引用仕様書名または参考基準名
- ISO 13857
- 労働安全衛生規則
- JIS B 9711
次工程↓
工程5:定期保守・ティーチングメンテナンス工程
工程内容(仕様書ベース)
稼働後の増し締め、交換、軸調整を行う保守工程です。
なぜ必要か
振動疲労や繰返し荷重による軸力低下を防止し、設備停止リスクを低減します。
使用製品
用途・役割
- ホーローセット:位置固定
- シム:芯出し調整
- スプリングピン:繰返し位置決め
選定基準
- 強度区分:45HRC以上
- 材質:SCM材、ばね鋼
- 使用環境:高頻度メンテナンス
- 規格:JIS B 2808
引用仕様書名または参考基準名
- JIS B 2808
- 設備保全標準書
- 産業ロボット保守基準
工程まとめ
参照規定
- JIS B 8433
- ISO 10218
- JIS B 1180
- JIS B 1176
- JIS B 1251
必要商品
rr掲載製品を用いて、産業ロボット据付・制御盤組立・保守工程まで一貫した締結管理が可能です。

