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2026/02/26、経済産業省 METI Journal ONLINEの記事「原価を『見える化』し価格転嫁交渉は堂々と…埼玉・共同技研化学の賃上げ」を参照し、原価の見える化と価格転嫁交渉をネジ調達の観点で読み解きます。引用元:https://journal.meti.go.jp/policy/202602/44281/
ネジクルの視点【2026/02/26 38313号】
原価の見える化が、交渉を「説明」に変える
記事タイトルが示す通り、価格転嫁交渉の出発点は「コストの中身を説明できる状態」にあります。交渉は感覚ではなく、材料費・加工費・物流費・労務費などの要素を分解し、変動理由を言語化することで進めやすくなります。
ネジは単価が小さく見えますが、品目点数が増えるほど、購買・受入・在庫・品質対応などの周辺コストが積み上がります。原価の見える化は、部品そのものの価格だけでなく、調達プロセス全体のコストを捉えるきっかけになります。
賃上げの原資は、サプライチェーンでつくる
賃上げを継続するには、コスト上昇を適切に取引価格へ反映できる環境が必要です。原価の見える化は、そのための「根拠資料」を整え、取引先と同じ土俵で議論する助けになります。
ネジ調達で実務に落とす3つのポイント
- 品目を「規格・材質・表面処理・強度区分・数量」で整理し、購買データの粒度を揃える
- 頻出品は標準化し、代替可能範囲を決めて見積条件のブレを減らす
- 座金・ナット・ワッシャーまで含めた構成部品をセットで管理し、手戻り・欠品・緊急手配を減らす
ネジクル解説コメント
- 原価の見える化は「交渉準備」
ネジの仕様と使用数量が整理されると、見積条件が揃い、説明資料の再現性が上がります。 - 部品の単価だけでなく、周辺コストも対象
品目点数の多さは、受入・保管・払い出し・品質対応の負荷に直結します。調達の総コストとして把握することが重要です。 - 標準化は価格の納得感をつくる
標準品の採用比率が高いほど、比較可能な見積が集まりやすく、価格の根拠を示しやすくなります。 - 欠品と緊急手配は見えにくいコスト
必要なネジが揃わないことで工程が止まると、目に見えない損失が生まれます。小さな部品ほど管理設計が効きます。 - 「1本から」調達できる選択肢がリスク分散に
試作・補充・置換などで必要数量が読みにくい局面でも、調達の柔軟性が総コスト最適化につながります。
・詳細はこちら
https://journal.meti.go.jp/policy/202602/44281/
【記事に関連する商品情報】
原価の見える化と標準化を進めやすい、基本カテゴリを5点ご紹介します(リンク先はカテゴリ一覧です)。
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十字穴付(+)ナベ小ねじ(全ねじ(並目
小ねじは使用頻度が高く、規格とサイズを揃えることで見積条件の統一と購買データの整流化に効果があります。 -
十字穴付(+)Aナベタッピング
タッピングは相手材や下穴条件の影響を受けやすいカテゴリです。仕様整理が進むと、品質とコストの説明がしやすくなります。 -
六角ボルト 全ねじ(並目
六角ボルトは標準化の効果が大きい代表品目です。強度区分・表面処理まで含めて条件を固定すると原価比較が容易になります。 -
ナット1種(UMNT
ナットはボルトとの組み合わせで管理することで欠品リスクを下げられます。構成部品をセットで見える化する運用に適しています。 -
黄銅ワッシャー BBW
ワッシャーは図面指定や現場ルールで種類が増えやすい部品です。使用基準を揃えると、品目点数と周辺コストの抑制につながります。
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