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2025年12月13日。サンコーインダストリー株式会社様より提供いただいた「鋼材マーケット情報(2025年12月10日)」をもとに、最新の鋼材・非鉄金属市況と、ねじ業界への影響について整理します。
ネジクルの視点【2025/12/13 281号】
| 品名 | サイズ・他 | 単価 | 前月比 | 傾向 |
|---|---|---|---|---|
| 線材 | SWRCH 高炉 紐付 | 229,000円/t | - | → |
| 線材 | SCM 高炉 紐付 | 254,000円/t | - | → |
| スクラップ | 国内屑 H2 炉前 | 44,000円/t | +3,000 | ↑ |
| スクラップ | 米国屑 C&F アジア | 355$/t | +23 | ↑ |
| 棒鋼 | SD295A D16~25 | 95,000円/t | - | → |
| H形鋼 | SS400 200×100 | 112,000円/t | - | → |
| コラム | STKR 9×300×300 | 160,000円/t | - | → |
| 特殊鋼丸棒 | SC φ25~100 | 183,000円/t | - | → |
| 冷延鋼板 | SPCC 1.2×4×8 | 115,000円/t | - | → |
| 高力ボルト | M20~22 | 410,000円/t | - | ↓ |
| 電気銅 | - | 1,740円/kg | +80 | ↑ |
| アルミ地金 | - | 471円/kg | +17 | ↑ |
| ニッケル | LME | 14,689$/t | -583 | ↓ |
鉄鋼材料は全体として横ばい基調ですが、スクラップや非鉄金属の上昇が続いています。メーカー各社からは、仕入価格や人件費の増加分を適正に反映させるため、数量より利益を重視する姿勢が示されており、ねじ製品では段階的な値上げが進行しています。
トピックスでは、2026年1月施行の取適法への移行が示され、価格協議や支払条件の透明性が一層求められる環境となります。また、鉄鉱石・原料炭の調達価格上昇、特殊鋼棒線の加工賃引き上げ、ステンレス鋼板の価格改定など、ねじ・ボルト製品のコスト構造に影響する動きが複合的に見られます。
こうした状況下では、調達リードタイムや在庫管理の重要性が高まります。ネジクルは、必要な規格・数量を迅速に確保できる体制を通じて、変化する市場環境の中でもお客様の生産活動を支えていきます。
ネジクル解説コメント
- 材料価格が横ばいでも、加工費・人件費の上昇がねじ価格に反映されています。
- スクラップや非鉄金属の動向は、今後の鋼材市況を見る上で重要です。
- 取適法への移行により、価格協議の重要性はさらに高まります。
- 段階的な値上げは、供給安定を維持するための構造的な動きといえます。
- 必要な数量を必要なタイミングで確保することが、現場リスク低減につながります。
・詳細はこちら
https://www.sanko-industries.co.jp
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