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2025年10月31日現在、日本経済は設備投資の増加を背景に緩やかに回復基調を維持しています(出所:日本政策投資銀行「最近の経済動向 2025年10月」)。製造業では機械投資や輸出の回復が見られ、公共投資も底堅く推移しています。
ネジクルの視点【2025/10/31 845号】
設備投資が牽引する日本経済 ネジ産業が支える復調の現場
日本政策投資銀行の最新レポートによれば、2025年4-6月期の実質GDPは前期比年率2.2%増と5期連続でプラス成長を記録。設備投資と輸出の増加が全体を押し上げました。
鉱工業生産は横ばいで推移しているものの、情報通信機器や電子部品などでは堅調な動きが続いています。また、9月の日銀短観では大企業の設備投資計画が前年より12.5%増加と報告され、製造業・非製造業ともに前向きな姿勢が見られました。
一方で、消費の回復には一服感があり、物価の伸びも鈍化傾向にあります。エネルギー価格の安定により、消費者物価は前年比2.7%の上昇にとどまりました。雇用環境は改善傾向にあり、人手不足感の強い業種を中心に賃金上昇も続いています。
海外では、米国経済が減速しつつも底堅い成長を維持し、欧州も利下げと公共投資の拡大で回復基調に。中国は内需の減速で伸びが鈍化していますが、インドやASEANでは堅調な伸びが続いています。
ネジ業界にとっては、製造・建設分野の安定した需要と、公共投資の底堅さが追い風となります。特に、工場・インフラ向けの固定用部材や補修用ねじの需要が高まる見通しです。
ネジクル解説コメント
- 1. 設備投資回復に伴う需要拡大: 機械・装置更新が進む中で、精密ねじ・固定ボルトの需要が拡大しています。
- 2. 建設・公共分野の底堅さ: インフラ関連の工事継続により、アンカーやドリルねじの出荷が増加傾向にあります。
- 3. 省エネ・軽量化ニーズの高まり: 樹脂ねじや軽量ナットなど、新素材ねじの需要が強まっています。
- 4. サプライチェーンの再構築: 部品の安定調達が重要視され、国内製造の高品質ネジへの関心が高まっています。
- 5. 為替・原材料コストへの対応: 円安基調のもと、輸出向け製品の価格競争力が維持されています。
・詳細はこちら
https://www.dbj.jp/report/economy/202510.html
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