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2025年10月、日本鉄鋼連盟の「鉄鋼需給の動き」では、粗鋼生産が前年同月比3.7%減と6か月連続で減少する一方、国内出荷は7か月ぶりの増加を示しました。鉄鋼需要は依然として弱含みながらも、建設・製造分野では一部に回復の兆しが見られます。
ネジクルの視点【2025/10/29 307号】
日本鉄鋼連盟が公表した10月の鉄鋼需給レポートによると、国内経済は依然として慎重な動きが続いています。粗鋼生産は減少傾向を維持するものの、8月の普通鋼鋼材出荷は前年同月比2.6%増、特殊鋼も2.2%増と持ち直しが確認されました。
建設部門では新設住宅着工が前年同月比9.8%減と減速する一方で、民間土木工事は37.5%増と好調。これはインフラ更新需要が鉄鋼資材需要を支えていることを示しています。
製造業では四輪車生産が前年同月比0.4%増とわずかながら回復。特に自動車・産業機械向けの特殊鋼需要が堅調に推移しており、部品製造の現場では締結部品の安定供給が不可欠です。
ネジクルではこうした鉄鋼需給の変化に合わせ、建設・製造・設備保守の各分野で使用される締結部品を幅広くご提供しています。
ネジクル解説コメント
- 1. 建設需要とアンカー類の関連: 公共土木が回復基調にあるため、基礎固定用アンカーボルトの需要増が期待されます。
- 2. 自動車業界の再開と特殊ネジ: 四輪車生産の回復により、ばね座金や高ナットなど機械部品向け製品が堅調。
- 3. 住宅分野では小口施工品の動き: 住宅着工減少の中でも、ドリルねじやタッピングネジなど施工効率型製品が需要を維持。
- 4. 鉄鋼在庫の調整と調達リードタイム: 鋼材在庫が3か月ぶりに増加。ネジ材料の安定供給を確保することが重要。
- 5. 世界動向の影響: 中国の鋼材輸出が過去最高を更新しており、原材料価格の変動に引き続き注視が必要です。
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https://www.jisf.or.jp/
【記事に関連する商品情報】
- タッピングネジ: c/ctapping
建築・設備施工に最適な自己形成ネジ。鉄鋼板やアルミ材の固定に。 - アンカーボルト: c/canchorbolt
土木・建設の基礎固定に必須。公共工事の需要に対応。 - スプリングワッシャー: c/cspringwasher
機械の振動対策に最適なばね座金。ゆるみ防止の定番品。 - 高ナット: c/chighnuts
厚みのある締結箇所に。鉄骨組立や機械設置で活躍。 - ドリルねじ: c/cdrillneji
下穴不要で施工効率を高める。屋根材や外装パネル固定に。
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