いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。
2025年10月28日発行。全国中小企業団体中央会「9月の中小企業月次景況調査(令和7年9月末現在)」に基づき、主要指標や業種・地域動向を整理してお届けします。
ネジクルの視点【2025/10/28 219号】
9月の主要3指標(景況・売上高・収益状況)は6か月ぶりに同時改善。景況DIは-28.4、売上DIは-10.7、収益DIは-26.7と小幅ながら持ち直しました。製造業では価格転嫁の進展を背景に印刷などが改善し、非製造業は建設・インバウンド需要が下支え。半面、原材料・エネルギー価格の上昇や最低賃金引上げによる人件費増が重く、先行きは一進一退です。
売上面は製造業の持ち直しが目立ち、紙・紙加工品や一般機器、輸送機器などで上昇。収益では運輸が駆け込み需要や燃料コスト改善期待で好転、化学・ゴムも取引適正化で改善傾向。一方、猛暑特需の反動で電気機器は弱含み。設備操業度は製造業で改善し、生産再開の動きが点在します。地域別では関東・甲信越が比較的堅調、近畿・東海北陸は依然厳しさが残ります。
ネジクル解説コメント
- 価格転嫁が進む業種では、標準化部材の安定手配と工程短縮が収益改善に直結。
- 建設需要の底堅さに対応し、現場での省工程化・高強度締結の選定が有効。
- 運輸・設備保全では緩み対策や点数削減でメンテナンス負荷を軽減。
- 人件費上昇局面では、座金一体ねじやセルフドリルで工数圧縮を実現。
- 操業度改善局面での段取り短縮は、品質安定とライン稼働率の両立に寄与。
・詳細はこちら
https://www.chuokai.or.jp
【記事に関連する商品情報】
- 建材用ねじ
建築金物や鋼板の固定に適した高強度ラインアップ。現場の施工効率と締結安定性を両立。 - ドリルねじ
下穴不要で省工程化。軽量形鋼・板金への高速施工により、人件費上昇局面の工数圧縮に貢献。 - 座金組込みねじ
座金一体構造で部品点数と組立ミスを削減。ラインの品質安定とスループット向上に。 - ナイロンナット
振動環境でのゆるみ止めに定番。機械・輸送機器の信頼性向上を支援。 - スプリングワッシャー
ばね性で締結を保持。アフター保全や定期点検の負荷低減に有効。
SNSでも最新情報発信中!
X(旧Twitter):https://x.com/nejikuru
Facebook:https://www.facebook.com/nejilog

