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再エネ拡大と電力安定供給の両立 ― 6兆円投資が生む新たな調達機会

再エネ拡大と電力安定供給の両立 ― 6兆円投資が生む新たな調達機会

いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。電力システム改革の検証結果が公表され、インフラ投資の方向性と電力会社の信用力に関する示唆が整理されました。企業の調達担当者の皆さまに向け、要点とネジクルの調達ソリューションをご案内します。

ネジクルの視点【2025/10/27-231号】

1.電力システム改革の目的とこれまでの進捗

2013年の電気事業法改正以降、「安定供給」「電気料金の抑制」「需要家の選択肢拡大」を目的に、広域機関の創設、小売全面自由化、発送電分離が段階的に実施されました。競争促進と料金面の一定の成果が確認される一方、供給力・調整力の確保が最重要課題として再認識されています。

2.需要サイドの変化:データセンター・半導体で電力需要が上振れ

データセンターや半導体工場の新増設計画により、従来想定を超える電力需要の増加が見込まれています。再生可能エネルギーの拡大に伴い、従来の火力発電減少で不足する慣性力・調整力の補完も喫緊の論点です。

3.系統の次世代化:海底直流送電など大規模案件が加速

老朽化した送配電設備の更新に加え、再生可能エネルギーを柔軟・効率的に接続できる高機能ネットワーク整備が求められています。北海道―本州を結ぶ約1,000km級の新たな海底直流送電線を含む広域連系系統の計画が示され、総投資はベース想定で約6-7兆円規模と試算されています。

4.制度支援:費用回収の見通しを高めるスキーム

大規模系統投資はSPCを通じて資金を調達し、完成後は全国の託送料金で回収する「全国調整スキーム」の枠組みが活用されます。さらに着工時点からの回収開始や債務保証など、資金繰り平準化に向けた追加措置の検討も進んでいます。

5.電力会社の信用力:下押し圧力は徐々に緩和へ

燃料価格上昇や脱炭素投資で資金需要は高止まりし、FCFは近年赤字傾向が続いていますが、制度面の後押しにより先行投資の費用回収見通しが改善。電力業界の信用力に掛かっていた下押しは、今後緩和が見込まれます。

ネジクル解説コメント

1.送配電・変電の更新は高耐久締結部品の安定調達が鍵

鉄塔・架台・機器据付・基礎固定など、系統強化や再エネ導入プロジェクトでは、耐食・耐候・耐震性能を備えた締結部品の需要が拡大します。ネジクルは大量・分散現場への平準供給に対応し、工程の標準化と調達リスク低減に貢献します。

2.「調整力」設備の増強でもボルト&アンカーの仕様選定が重要

蓄電池設備や変換設備の据付では、基礎アンカー・高強度ボルト・座金組込ねじ等の組み合わせ最適化が施工品質を左右します。表面処理、材質、呼び径、長さの標準化提案を通じ、現場の調達・施工工数を削減します。

3.ネジクルの解決策:カテゴリ横断の一括手配と仕様の統一

仕様が分散しがちな大規模案件に対し、カテゴリ横断での一括手配と代替品提案で、欠品・納期遅延のリスクを抑制。発注点管理やロット最適化のご相談も承ります。

・ 詳細はこちら:出典「アナリストの眼 VOL.388(富国生命投資顧問)」

【記事に関連する商品情報】

  • 建材用ねじ
    送配電設備や屋外架台の接合部に。耐食・耐候グレードで長期使用環境に対応。
  • アンカーボルト
    変電設備・蓄電設備の基礎固定に。寸法・表面処理を案件仕様に合わせて選定可能。
  • 座金組込ねじ
    施工効率と締結信頼性を両立。現場の締付けばらつきを抑制し再作業を削減。
  • 六角ボルト
    鉄構・架台・機器フレームの主力締結。高強度・耐熱・防錆仕様をラインアップ。
  • 特殊ねじ
    海岸域・高腐食環境など特殊条件での使用に。材質・処理のカスタマイズ相談可。

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