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日本政策金融公庫が発表した最新の「全国小企業月次動向調査」によると、2025年9月の小企業売上DIは▲4.5と、前月(▲0.7)からマイナス幅が3.8ポイント拡大しました。一方で10月の見通しは▲0.1と、持ち直しの兆しが見られます。
ネジクルの視点【2025/10/25-327号】
1. 売上DIの動向:マイナス幅が拡大しつつも回復見込み
9月の売上DIは全業種計で▲4.5。特に非製造業(▲4.1)は低下傾向が見られましたが、10月見通しでは▲0.1へと改善。製造業においては▲10.9から▲7.1へとマイナス幅が縮小し、10月は▲2.7と回復見通しが示されています。
2. 採算DIの低下と改善期待
採算DIは9月に▲2.5と5.1ポイント低下しましたが、10月は2.8とプラス転換の見込み。コスト上昇の中でも価格転嫁や効率化を進める企業が増えつつある様子がうかがえます。
3. 設備投資は更新・補修中心
2025年度上半期に設備投資を行った企業は19.2%と上昇。投資目的では「更新・補修・維持」が78.1%と圧倒的多数を占め、省力化や合理化目的(26.3%)も続いています。
4. 業種別では建設・運輸業が低調
業種別に見ると、建設業は▲19.6とマイナス幅が大きく、運輸業も▲21.3。これに対しサービス業(13.5→14.9)や飲食店(14.9→3.9)は堅調を維持しています。
5. 米国関税の影響は限定的
米国関税による売上への影響については、「影響なし」と回答した企業が78.1%に達し、全体の7.1%のみが「マイナス影響」と回答しています。特に自動車部品・機械系製造業では輸出減少の影響がみられますが、国内需要が底支えとなっています。
ネジクル解説コメント
1. 製造業のマイナス幅縮小は、設備更新の好機
本調査によると、製造業の売上DIは▲7.1から▲2.7へ回復見込み。老朽設備の更新需要が高まる中、ネジクルでは機械・装置固定用の
六角ボルトや
ナット類が安定供給されています。
2. 建設・運輸業の低下局面では高耐久部材の選定が鍵
建設・運輸分野でのDI低下に対応するため、耐腐食性や強度に優れた
アンカーボルトや
座金組込ねじの活用が推奨されます。現場作業の省力化や安定施工に直結する製品です。
3. 省力化投資を支える締結部品の需要
設備投資の26.3%が「省力化・合理化」目的であることから、自動化ラインやロボット架台などに対応した
タッピングネジの需要が見込まれます。
・詳細はこちら
日本政策金融公庫「全国小企業月次動向調査(2025年9月実績・10月見通し)」
記事に関連する商品情報
- 六角ボルト:製造設備や治具固定に最適な標準ボルト。
- ナット類:各種サイズを即日出荷、安定供給体制を構築。
- アンカーボルト:構造物や基礎部材の固定に利用。
- 座金組込ねじ:建築・機械の組立効率を高める一体型ねじ。
- タッピングネジ:薄板固定や機械装置の軽量化に対応。
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