いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。
近年、国内のEC市場拡大に伴い「後払い決済サービス(BNPL:Buy Now, Pay Later)」が急速に普及しています。 2025年10月15日発表の信金中央金庫レポートによると、市場規模は約1.5兆円に達し、2028年度には2.8兆円へ拡大が見込まれています。
ネジクルの視点【2025/10/16-042号】
1. 後払い決済サービス市場の急成長
コロナ禍後のEC市場拡大を背景に、クレジットカードを持たない若年層や主婦層を中心に後払い決済サービスの利用が進展しています。
現在、国内市場は1.5兆円規模に成長し、2028年度には2.8兆円へと倍増する見通しです。
2. 利用シーンの多様化
当初はネット通販での利用が中心でしたが、現在では旅行予約やデジタルコンテンツ、さらにQRコード決済を活用した実店舗でも利用が拡大。
クレジットカード登録不要の利便性が、幅広い年齢層に支持されています。
3. 図表1:後払い決済サービスの利用イメージ
(図表1)では、消費者・商品提供事業者・決済サービス事業者の三者間で構成される取引の流れを示しています。
①消費者が商品を購入 → ②決済事業者が与信審査 → ③事業者が商品提供 → ④決済事業者が立替支払 → ⑤手数料受領 → ⑥消費者が後日支払い、という構図です。
4. 金融・製造業界への影響
後払い決済サービスは信用金庫の個人向けローンに匹敵する勢いで成長しており、資金流動性の新たな競合軸として注目されています。
製造業や卸売業でも、少額取引や緊急調達の際に「後払い」の利便性が導入され始めています。
5. ネジ調達における後払いの波
今後、工場・建設現場の調達担当者が「即納+後払い」を選択する動きが強まり、与信の柔軟性が取引スピードを左右する時代に突入します。
ネジクルでは、法人向けの掛け払い・クレジット決済を整備し、調達業務の合理化を支援します。
ネジクル解説コメント
1. 法人調達で広がる後払い決済の導入効果
製造現場では「急ぎで部材を調達したいが、支払処理が月末になる」というケースが多く見られます。
ネジクルの掛け払いサービスは、こうした与信手続きの負担を軽減し、購買リードタイムを短縮します。
2. 小口多品種発注との親和性
ネジクルが強みとする「1本単位の即納販売」は、BNPL型決済との相性が高い分野です。
特に部品メーカー・施工業者の短期プロジェクト調達において、後払い機能はキャッシュフローの安定に寄与します。
3. ネジクルが目指すスマート決済プラットフォーム
今後は、後払い決済だけでなく、電子請求書・オンライン与信・自動支払処理を統合した「スマート決済基盤」への進化を進めます。
企業の購買担当者がより安全・効率的に取引できる環境を構築してまいります。
・詳細はこちら
信金中央金庫 地域・中小企業研究所(2025.10.15)「急成長する国内後払い決済サービス市場の動向」
記事に関連する商品情報
- 六角ボルト(鉄・ユニクロメッキ) 後払い決済導入で、小口のボルト発注を効率化。
- タッピングネジ(なべ頭) 短納期需要に応える定番製品。少額後払いとの親和性が高い。
- 座金組込ねじ(ばね座+平座) 組立効率を向上し、施工時間を短縮。BNPL調達で急な補充も可能。
- 樹脂用ねじ(ナイロン製) 軽量機器や電子部品向け。後払い制度により多品種少量対応を実現。
- 特殊ねじ(精密対応品) 受託生産・試作案件での後払い対応が可能に。