いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。
りそな総合研究所が発表した「景気ウォッチャー調査・近畿地域結果（令和7年9月）」によると、近畿では大阪・関西万博の準備需要や秋物商品の販売好調が追い風となり、現状判断DIが上昇しました。製造業や小売業を中心に回復の兆しが見えつつある一方で、原材料費や人件費上昇が引き続き課題とされています。

ネジクルの視点【2025/10/15-347号】

1. 万博関連の駆け込み需要が設備・建設分野を押し上げ
大阪・関西万博に向けたインフラ整備や関連施設の建設が最終段階に入り、近畿圏の建設業・製造業の稼働率が高まっています。特に鉄鋼製品や締結部品の需要増が顕著で、現場では部材調達のリードタイムが延びる傾向が見られます。

2. 秋物商戦が好調、物流の混雑も進行
小売業では秋冬物商戦が好調で、関連する物流・倉庫業の稼働率も上昇しています。一方で、配送遅延や輸送コスト上昇が調達部門の新たな課題となっています。

3. 製造業の現状判断DIも改善、ただしコスト圧力は継続
製造業の景況感も上向いていますが、依然として人手不足や電力コスト、部材価格の高止まりが影響しています。特に中堅・中小企業では、在庫圧縮と発注単位の最適化が急務です。

4. サプライチェーンの再構築と調達効率化が焦点に
円安傾向が続くなか、海外調達依存から国内回帰の動きが強まっています。コスト競争力を維持するためには、少量多品種かつ短納期で対応できる仕入れ先の確保が鍵となります。

5. 近畿経済の底堅さを支える「調達DX」の必要性
万博需要後の反動減を見据え、デジタル発注システムや在庫可視化など調達プロセスの効率化が進められています。これらの仕組みを活かすことで、突発的な需要変動にも柔軟に対応できます。

ネジクル解説コメント

1. 「必要なネジを必要な本数だけ」供給できる仕組みが強み
万博関連工事や製造ラインの短期案件では、「1本単位で即日出荷」できる調達体制が重要です。ネジクルでは1万種類以上の締結部品を在庫し、現場ニーズに即応する体制を整えています。

2. 建設現場向け高強度ボルトの需要増に対応
建設・設備関連の案件増加に伴い、六角ボルトやアンカーボルトの需要が急拡大しています。ネジクルでは強度区分10.9以上の製品も豊富にラインナップし、構造物の安全確保に貢献します。

3. 調達DXを支えるオンライン検索と小口対応
調達担当者が在庫や価格を即時に確認できるオンライン検索機能により、発注リードタイムを短縮。小口・短納期・多品種発注を組み合わせることで、コストとスピードを両立できます。

・詳細はこちら
りそな総合研究所「景気ウォッチャー調査・近畿地域結果（令和7年9月）」

【記事に関連する商品情報】

• 六角ボルト
  建設・機械設備など、万博関連工事で使用される基本的な締結部品。高強度タイプも豊富。
• アンカーボルト
  基礎固定用として土木・建設現場で必須。耐震構造対応品もラインナップ。
• 座金組込ねじ
  組立効率を向上させるワッシャー一体型タイプ。製造ラインでの作業時間短縮に貢献。
• タッピングねじ
  板金や樹脂部材への締結に最適。試作・短納期対応の定番品。
• 建材用ねじ
  建築・内装仕上げ工事に適した製品群。木質・金属下地両対応タイプあり。

SNSでも最新情報発信中！

X（旧Twitter）：https://x.com/nejikuru
Facebook：https://www.facebook.com/nejilog
LinkedIn：https://linkedin.com/company/tsurugacorp