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防災科学技術研究所が公開する「地震ハザードステーション(JSHIS)」の活用ポイントを踏まえ、企業のBCPと調達リスク管理に役立つ実務視点を整理しました。サプライヤーや物流ルートの地震リスクを事前に把握し、代替手配と在庫分散で生産の継続性を高めましょう。
ネジクルの視点【2025/10/08-334号】
1. JSHISの概要と活用価値
JSHISは地震動予測や活断層などの情報を地図上で可視化するツールです。拠点や仕入先の所在地ごとのリスクを定量的に把握でき、BCP策定の根拠資料として有効です。
2. 調達網のリスク評価に直結
主要サプライヤーや倉庫の位置を照合し、地震動が大きくなる地域への集中度を確認します。一次供給の代替候補や相互バックアップ体制の設計に役立ちます。
3. 物流ルートの脆弱性診断
高速道路や幹線鉄道、港湾周辺のリスクも地図で把握可能です。災害時に寸断リスクの高い経路を特定し、予備ルートと在庫水準を事前に設計します。
4. 中小製造業のBCP重点施策
必要最小限の在庫設定、代替サプライヤーの事前合意、復旧優先順位の明文化が重要です。被災想定に応じた調達条件の見直しが、停止時間の短縮につながります。
5. ネジクルの提供価値
多拠点在庫と即納体制により、災害時も代替出荷を継続します。多品種小ロットに対応し、ライン保全に必要な締結部品を安定供給します。
ネジクル解説コメント
1. 在庫分散と標準品の優先確保
被災時に需要が急増しやすい標準ねじやボルトは、平時からローカル在庫を確保します。規格統一で代替性を高め、復旧リードタイムを短縮します。
2. 代替サプライヤーの事前連携
部材が特定地域に偏在する場合は、別地域の供給網と事前に数量やリードタイムを取り決めておくことが重要です。
3. 緊急出荷と現場施工の省力化
復旧現場では省施工が求められます。座金組込ねじや打設用アンカーなど、作業工数を抑える締結部材で稼働再開を支援します。
・詳細はこちら
出典:防災科学技術研究所「地震ハザードステーション(JSHIS)活用パンフレット」
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設備や架台の基礎固定に必須です。耐震補強での使用実績が豊富です。 - 建材用ねじ
建築や設備の復旧や補修で需要が高い汎用カテゴリです。幅広い材質とサイズを即納します。 - 座金組込ねじ
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