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野村アセットマネジメント「投資環境レポート329号」の示唆を踏まえ、米国経済の減速感と日米金利差、円安基調が企業の部品調達に与える影響を整理しました。コスト上昇とサプライチェーン再構築が同時進行するいま、調達担当者の皆さまに向けて実務視点の論点をまとめます。
ネジクルの視点【2025/10/08-329号】
1. 米国減速と金利ピーク感
米国では消費や雇用の一部で鈍化が見られ、金利上昇局面はピークアウトの兆しがあります。ドル高圧力は和らぐ可能性がある一方、円の上値も限定的と見られます。
2. 円安基調が生む収益の二極化
輸出型は追い風となる一方、輸入素材比率が高いメーカーでは仕入原価が上昇。価格転嫁の遅れは利益圧迫要因となり、購買条件の再設計が必要です。
3. 設備投資は省人化・自動化が牽引
半導体や自動化関連を中心に投資は底堅く、組立・固定部材の安定調達が生産計画の前提となっています。
4. サプライチェーン再構築の鍵は国内在庫
為替と物流コストの変動を受け、国内サプライヤーの活用やローカル在庫の確保が進展。多品種小ロット即応の体制が競争力を左右します。
5. 調達担当者への提案
為替感応度の高い品目は契約期間とロット設計を見直し、国内在庫拠点の即納を優先。ネジクルは小口出荷と短納期で購買リスクの平滑化を支援します。
ネジクル解説コメント
1. 為替変動下でも止めない供給網
国内倉庫起点の在庫運用で、為替や海上輸送の乱れに影響されにくい即納体制を確保。計画外の補充にも対応します。
2. 設備更新と標準部材の最適化
ねじ・ボルトの規格統一や耐食性の見直しにより、保全コストと在庫点数を圧縮。JIS・ISO準拠品を中心にご提案します。
3. 多品種小ロットの即納で在庫リスクを軽減
必要数だけを迅速に手配できる仕組みで、余剰在庫と資金拘束を抑制します。
・詳細はこちら
出典:野村アセットマネジメント「投資環境レポート329号」
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