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標準化は国力そのもの。製造調達を強くする「日本の戦略」をネジクル視点で要約

いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。
経済産業省の広報サイト「METI Journal ONLINE」に、NEC特別顧問が「標準化は国力そのものだ」と語るインタビュー記事が掲載されています(出典:METI Journal ONLINE)。本稿では、企業の調達担当者に向けて、記事の要点と実務への示唆をネジクルの視点で整理します。

ネジクルの視点【2025/10/07-571号】

1. 標準化は「市場を取る戦略」そのもの
標準は品質や互換性の共通言語であり、国際市場での採用が進むほど製品や部材の流通が加速します。調達現場では、規格適合の明確化がベンダー比較を容易にし、価格の透明性とリードタイム短縮につながります。経産省も「事業戦略上の有力なツール」と位置づけています。

2. デジュール標準とデファクト標準の二正面作戦
フォーマルな国際標準の獲得と、実装の拡大による事実上の標準確立は、相互に補完関係にあります。調達では、どの系列のねじ規格、仕上げ、試験法が現場で優勢かを見極め、代替提案も含めた二案準備が実務的です。

3. 標準化は全社テーマ。設計と購買の連携がカギ
設計段階で標準部品を採用すれば、調達は相見積の幅が広がり、在庫と保守の共通化でTCOを圧縮できます。逆にノンスタンダードは、サプライヤー固定化と調達リスクの増大を招きやすい点に注意が必要です。

4. データ連携とガバメントクラウドにみる「標準の威力」
行政情報システムの標準化の推進例では、ベンダー依存や個別カスタマイズの分散が生んだ非効率を、共通仕様化で是正する流れが進展しています。製造調達でも、仕様、図面、検査証明の標準化は横展開のスピードを上げます。

5. 標準化人材と知財の一体運用
標準化は技術、法規、知財、事業の横断テーマです。規格票の読み解き、適合証明、サプライヤー監査までを見通す人材育成と、特許やノウハウの開示範囲の設計が、海外案件の受注力に直結します。

ネジクル解説コメント

1. 調達コストより「標準採用による総コスト最適化」を
ネジクルはJISやISOに準拠した標準部材を広範にラインアップ。部品共通化による在庫圧縮、代替調達の容易化、保守の簡素化を支援します。結果として、単価だけでは測れない調達総コストの最小化に寄与します。

2. 国際案件に強い「規格適合とトレーサビリティ」
図面、材質、表面処理、強度区分、検査成績の要件を調達段階で明確化。ネジクルでは仕様フィルタとカテゴリ横断の比較で、海外PFIやEPC案件にも適合する標準部材の選定を後押しします。

3. デファクトに合わせた「置換提案」と二案調達
現場で優勢な規格や頭部形状に合わせ、同等性能の代替を二案で提示。製造ラインの止まりを回避し、グローバル調達の柔軟性を確保します。

・詳細はこちら:標準化は国力そのものだ(METI Journal ONLINE)

【記事に関連する商品情報】

  • 六角ボルト:強度区分と表面処理が選べる標準品。ISOやJISの採用で設計と購買の共通言語になります。
  • 座金組込ねじ:組立品質を標準化し、締結ばらつきを抑制。作業時間短縮と保全性向上に有効です。
  • 小ねじ:装置の共通部材として定番。頭部形状とねじ部長さの標準化で置換や共通在庫が容易です。
  • セルフロックナット:ゆるみ止め機能を規格で担保。保守点検の標準手順とも親和性が高い締結要素です。
  • スプリングワッシャー:締結力維持の基本部品。規格適合で調達の互換性と在庫運用の平準化が進みます。

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