いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。
本日2025年9月9日、群馬県内企業の価格転嫁動向を示す最新レポートをもとに、ものづくり現場の実態をネジクルの視点でお届けします。
ネジクルの視点【2025/09/09 742号】
- 価格転嫁率は37.0%:群馬県の価格転嫁率は37.0%で、全国平均(39.4%)を下回り47都道府県中35位。
- 1割が「全く転嫁できない」:得意先の理解不足や制度上の制約が背景にあり、企業の負担が蓄積。
- 項目別では原材料費が50.7%:人件費29.4%、物流費28.7%、エネルギーコスト28.5%と3割未満が続く。
- 交渉の難航:重層的な取引構造や個人消費の慎重化により、販売価格への反映が進みにくい。
- 政策動向:2026年1月施行予定の改正下請法による「構造的な価格転嫁」への期待が示される。
ネジクル解説コメント
- 利益確保の焦点:県内の価格転嫁率が低位にあるなか、調達から製造・保全までの総コスト最適化が急務です。
- 説明可能性の強化:原材料費は根拠が示しやすく転嫁が進む一方、人件費や物流費は裏付け資料の整備が鍵になります。
- 在庫の標準化:標準規格の締結部品を活用することで代替性を高め、価格交渉時の選択肢を確保できます。
- ライフサイクルで考える:耐食・耐緩み性能の高い部品を選ぶことで、保全や再作業の低減につながります。
- ネジクルの提供価値:必要数量を短納期で1本から提供し、価格転嫁が難しい局面でも現場の稼働を止めない体制を支えます。
・詳細はこちら
https://www.tdb.co.jp/resource/files/assets/.../20250905_群馬県・価格転嫁に関する実態調査(2025年7月).pdf
【記事に関連する商品情報】
- トルシア型超高力ボルト SHTB
商品ページはこちら
高強度かつ施工管理がしやすいトルシア型。組立工数の安定化で、人件費上昇局面でも総コストを抑制。 - 六角ハイテンションボルト F10T
商品ページはこちら
建設・産機の高負荷部に適した標準品。代替性が高く、価格交渉時の選択肢拡大に有効。 - フランジナット(セレート付)
商品ページはこちら
座金一体で部品点数を削減。物流・保全コストの低減に寄与し、価格転嫁が難しい現場を支援。 - スプリングワッシャー(2号)
商品ページはこちら
振動環境でのゆるみ対策の定番。再締付け頻度を抑え、保全や停止リスクを軽減。 - 六角穴付ボルト(ステンレス)
商品ページはこちら
耐食性に優れ、長期のライフサイクルでコスト最適化。屋外や湿潤環境に適合。
SNSでも最新情報発信中!
X(旧Twitter):https://x.com/nejikuru
Facebook:https://www.facebook.com/nejilog