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本日2025年9月6日、矢野経済研究所が住宅設備機器市場の調査結果を公表しました。2030年度に2兆2,010億円規模へ拡大する見通しとされ、住宅用太陽光発電や蓄電など創エネ分野が成長けん引役として注目されています。
ネジクルの視点【2025/09/06 483号】
【記事要点サマリー】
- 市場規模予測:主要住宅設備機器の市場規模は2030年度に2兆2,010億円を見込む。
- 2024年度の推計:3分野計で2兆0433億円、前年同期比2.8%増。水まわり設備機器は微増、水まわり関連設備機器は拡大。
- 創エネ分野の動向:蓄電システムは補助事業の実施で拡大。一方、太陽光発電はパネル単価下落で縮小、燃料電池は価格高止まりで低迷。
- 制度面の追い風:ZEH定義見直しにより2027年度以降はGX ZEHシリーズへ移行し、PV・EMS・蓄電の導入要件が強化。
- 成長ドライバー:住宅トップランナー制度でのPV設置率目標設定や蓄電の設備要件化により、創エネ関連設備の伸長が期待される。
ネジクル解説コメント
- 創エネ普及=固定部材の需要増:屋根上PVや壁面機器の設置が増えると、耐食性・止水性・座屈耐性に優れる締結部材の選定が重要度を増します。
- 長期性能を支える防水設計:シール付きねじや座金の適正組み合わせは、雨仕舞いと電装機器の信頼性確保に直結します。
- コンクリート躯体への安全固定:屋外機器の基礎や壁面固定では、コンクリート用ねじ・アンカーの適正施工が耐風・耐震性を左右します。
- 作業効率と品質の両立:下穴不要のドリルねじは高所作業の時短に役立ち、施工品質のバラつき低減にも寄与します。
- 腐食環境への配慮:屋外・沿岸部ではステンレス系や防錆処理品の採用が保全コストを抑え、ライフサイクルでのメリットが期待できます。
・詳細はこちら
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3884
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