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本日は2025年8月27日、三菱UFJリサーチ&コンサルティング「日本の物流業界における課題と物流DXの推進」を題材に、業界の現状と解決の方向性、現場への示唆をネジクルの視点でお届けします。
ネジクルの視点【2025/08/27 583号】
- 物流需要拡大と人手不足の深刻化:ECの拡大や多品種少量・短納期対応で物流量が増大。一方で労働力人口の減少や労働時間規制により、人手不足とコスト上昇が進行。
- コスト上昇の背景:カーボンニュートラル対応、地域内の小口配送増、待機時間や手荷役など現場負担、即日・小ロット・柔軟対応など高度化する顧客要求が影響。
- 物流DXの必要性:AI・IoT・ロボティクス、デジタルツイン、フィジカルインターネットなどにより、属人的運用から標準化・自動化へ移行することが求められる。
- 具体的な効率化の方向:倉庫では自動倉庫・RFID・WMS、輸配送では需要予測・TMS・配車最適化など、デジタル化と機械化の両輪で省力化と省人化を実装。
- DX推進の課題と鍵:現場慣行や時間不足、現場ごとの個別最適が障壁。現場と合意形成しPoCで効果確認、DX人材の参画・育成を両輪で進めることが重要。
ネジクル解説コメント
- 稼働制約下でも止めない供給:人手不足や稼働制限が続く前提で、標準規格品の即納体制と誤出荷抑制の運用を磨き続けることが現場停止回避の要。
- 在庫情報の可視化が信頼を生む:DXの文脈では在庫精度が基盤。リアルタイム在庫表示と連動した出荷運用は、必要な時に必要な数量を届ける確度を高める。
- 小口・多頻度配送への適合:小ロット・短納期の要請に対し、汎用ねじの品揃え最適化と迅速なピッキングが効果的。現場の待機や再配のロスも抑えられる。
- 連携の設計がDXの近道:倉庫WMSや輸配送TMSなど外部システムとの連携点を明確化し、段階的なPoCで現場納得を得ながら拡張していく。
- サプライチェーン全体最適:荷主・納品先も含む横断連携を重視。共同配送や標準化された締結部材の活用は、物流の安定運用に寄与する。
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https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2025/08/cr_250826_01.pdf
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