いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。東京都が公表した最新の「中小企業の景況 令和7年8月調査」は、都内の製造・卸売・小売・サービス各分野の足元感を把握できる重要資料です。景況の変化は産業用締結部品の需給にも直結するため、当社としても注視しています。
参照:東京都中小企業の景況 令和7年8月調査
東京都景況感速報とネジクルの役割【2025/08/22-317号】
1. 製造業の動向
回復基調は続く一方で、材料費・人件費の高止まりが重荷となり、コスト管理の巧拙が収益を左右しています。量よりも必要時・必要量を確保できる調達設計が重要です。
2. 卸売業の課題
需要見通しに慎重さが残り、在庫圧縮と即納性の両立がテーマに。欠品リスクを避けつつ保有在庫を抑えるため、小口・即納の外部リソース活用が有効です。
3. 小売業の現況
個人消費の持ち直しが下支えとなる一方、価格転嫁の難度は依然高め。仕入れの柔軟性とSKU最適化、作業省力化の積み上げが利益確保のカギです。
4. サービス業の変化
需要は持ち直しつつも人手不足が制約に。現場の段取り短縮、工数削減につながる部材選定・標準化で生産性の底上げが求められます。
5. 今後の展望
先行きは「やや厳しいが持ち直しの兆し」。在庫を抱え込まずに欠品も避ける柔軟な供給体制づくりが競争力の分岐点になります。
ネジクル解説コメント
1. コスト管理と調達柔軟性の両立
多品種・少量・即納の調達は、在庫負担を抑えながら現場稼働を止めない有効策です。ネジクルは1本から・必要な時に供給する仕組みで、在庫コストと機会損失の双方を最小化します。
2. 在庫調整期の欠品回避
卸売・小売の在庫圧縮局面でも、欠品は即、売上機会の逸失につながります。即納性の高い外部EC在庫の併用で、需要の振れに強い体制を構築できます。
3. 省力化・標準化への寄与
作業点数の削減や仕様の標準化に資する部材選定は、人手不足下の生産性向上に直結。締結部材の見直しは、短納期対応力の底上げにも効果があります。
・詳細はこちら:東京都中小企業の景況 令和7年8月調査
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