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2025年4-6月期GDP速報から見る日本経済の動きと製造業への影響

いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。2025年8月15日に大和総研が公表した「2025年4-6月期GDP(1次速報)」では、日本経済は5四半期連続のプラス成長を維持しました。本稿では、設備投資や外需の動きに注目し、ネジクルの視点で整理します。

ネジクルの視点【2025/08/16-413号】

1. 実質GDPは前期比+0.3%(年率+1.0%)で5四半期連続のプラス
2025年4-6月期の実質GDPは前期比+0.3%、年率換算+1.0%。自動車への追加関税など外部要因がある中でも経済活動の下支えが続き、市場予想を上回る結果となりました。

2. 需要の内訳:個人消費は+0.2%、在庫は▲0.3%ptの押し下げ
個人消費は5四半期連続の増加(+0.2%)。一方で在庫変動が成長率を▲0.3%pt押し下げ、公需はほぼ横ばい、公共投資は減少しました。

3. 設備投資は+1.3%で5四半期連続増加
建設投資やソフトウェア投資が堅調で、生産設備や業務用機械が押し上げに寄与。住宅投資も+0.8%と2四半期連続で増加しました。

4. 外需寄与は+0.3%pt:輸出+2.0%、輸入+0.6%
財・サービスの輸出入はいずれも増加し、純輸出が成長に寄与。基礎化学製品や電子部品・デバイスなどが増加しました。

5. 先行き:7-9月期は年率▲0.6%程度を見込み、関税影響に注意
外部環境の不確実性により、輸出を中心に弱含む見通し。一方、賃上げ継続と物価上昇率の鈍化で個人消費は緩やかな回復が続く見込みです。

ネジクル解説コメント

1. 設備投資の増勢=産業用ファスナー需要の底上げ
生産設備・建屋の新設や更新では、機械固定用の六角ボルトやアンカー、保全用の各種ねじ・座金が広範に必要となり、現場の即納ニーズが高まります。

2. 外需寄与の回復と部材内製化の動き
電子部品・デバイスの増勢は、組立効率を高める座金組込ねじや特殊ねじの需要拡大につながります。輸出向け装置ではトレーサビリティ重視のため規格統一品の採用も進みます。

3. 稼働率上昇局面の保全・交換サイクル
稼働増に伴い、締結部の緩み点検や消耗部品交換の頻度が上がります。ボルト・ナット・座金の定番品は計画保全と突発保全の双方で安定需要が見込めます。

4. コスト上振れ時の代替提案と在庫戦略
外部環境の不透明感が続く中、標準規格品への置換提案や国内在庫の優先活用で、調達リードタイムとコストのブレを抑えることが重要です。

5. 2025年後半への備え:即納・多品種・トレーサビリティ
短納期案件に備えた在庫厚みと、装置・治具ごとに最適化した多品種展開、ロット管理の徹底が、現場の安定稼働に直結します。

・ 詳細はこちら
https://www.dir.co.jp/report/research/economics/japan/20250815_025261.pdf

【記事に関連する商品情報】

  • 六角ボルト(全ねじ)
    設備据付・フレーム組立の基本締結。更新・増設工事での大量使用に対応。
  • 座金組込ねじ
    組立効率と再現性を高める一体型。装置の標準化・内製化に有効。
  • タッピングネジ
    鋼板・樹脂カバーや制御盤内の固定に。後工程の工数削減に貢献。
  • 特殊ねじ
    装置・治具の仕様に合わせた選定に。電子部品・半導体周辺での需要に対応。
  • アンカーボルト
    基礎固定や大型設備の据付に必須。耐震性・施工性の両立を重視。

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