いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。浜銀総合研究所が公表した最新の景気観測(HRI景気観測・第17号)では、2025年6月の日本経済について、個人消費や生産が増加に転じ、輸出も強含みで推移したと整理されています。内需・外需双方で前向きな動きが確認できる一方、海外経済の減速リスクには引き続き注意が必要です。
ネジクルの視点【2025/08/14-327号】
1. 個人消費が回復基調へ
物価上昇に伴う実質購買力の低下がやや緩和し、サービス消費や外食、レジャー関連の支出が回復。訪日需要も内需の下支えとなりました。
2. 生産活動の持ち直し
輸送機械・電子部品を中心に生産が増加へ。供給制約の緩和や国内需要の回復で、製造業の稼働率が改善しています。
3. 輸出は堅調に推移
米国向け自動車や半導体関連の伸びに加え、中国向け資本財も回復の兆し。為替の円安基調が数量面を後押ししています。
4. 設備投資の前向きな動き
企業収益の持ち直しを背景に、生産能力増強や省人化・自動化投資が広がっています。非製造業でも店舗改装や物流設備更新が活発化。
5. 先行きの不透明感に留意
海外景気の減速や資源価格の変動など下押しリスクは残存。ただし足元は内需・外需ともに下支えが働き、緩やかな回復が続く見通しです。
ネジクル解説コメント
1. 製造業向け締結部品の需要増
生産の持ち直しは、輸送機械・電子機器分野での高精度・高耐久のねじ・ボルト需要を押し上げます。品質規格と即納体制が重要です。
2. 輸出対応規格の重要性
海外向け製品増産に伴い、JIS/ISO規格への適合やトレーサビリティへの要求が強まります。規格明確な在庫の事前確保がポイントです。
3. 設備投資・建設更新の広がり
工場改修・新設ではアンカーボルトや建材用ねじの採用が増加。現場の納期短縮に応える即納・多品種対応が差別化要因となります。
4. 物流拠点の耐震・耐食ニーズ
物流センターのラック・搬送機器更新で、強度・耐食性に優れたボルト/ナットの選定が進展。耐震設計への対応も重視されています。
5. 多品種小ロットの即納対応
需要の多様化局面では、1本単位の即日対応が調達リスクの低減に寄与。ネジクルの小口即納体制は現場の機動性向上に貢献します。
・詳細はこちら:https://www.yokohama-ri.co.jp/html/report/pdf/keiki2508_jp.pdf
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