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景気動向指数は「下げ止まり」傾向──設備投資の足元感と製造業の調整局面

いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。

6月の景気動向指数(令和7年6月分速報値)が内閣府から発表されました。
発表資料はこちら:
景気動向指数 令和7年6月分速報(全文)
概要版(ポイントまとめ)

今月は一致指数に「下げ止まり」の兆しが見えた一方で、製造業の調整や在庫増加など、先行きに慎重な見方も残ります。
ネジクルでも、これらの指標がどのように建設・製造分野のねじ需要に影響するか注視しています。

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ネジクルの視点【2025/08/08-367号】
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1. 一致指数の改善は「下げ止まり」評価にとどまる
6月の景気動向指数(CI一致指数)は111.5と、前月比+1.1ポイント上昇しました。これにより基調判断は「下げ止まりを示している」と据え置かれましたが、「回復」との判断には至らず、全体として慎重な基調が続いています。

2. 所定外労働時間の持ち直しが一因
一致指数の改善要因には「所定外労働時間の増加」「鉱工業生産指数の上昇」などがあります。とくに製造業での残業時間の回復は、稼働率改善の兆しを示しています。

3. ただし製造業の在庫増が先行き懸念に
一方で、在庫循環の悪化も見られ、機械類や部材の出荷停滞が指摘されています。特に電子部品・工作機械・建材といった資本財分野では、生産設備や物流体制に調整圧力が強まる懸念があります。

4. 先行指数はやや低下、先行き判断にブレーキ
CI先行指数は109.8(前月比▲0.3ポイント)と微減。住宅着工や機械受注の動きも鈍く、実体経済の先行きには慎重な目線が続いています。投資判断が遅れることで、ねじや締結部材の需要波及にも時間差が出る可能性があります。

5. 設備更新サイクルの切り替わりに注目
現在は製造ラインや建設現場の「メンテナンス型投資」が中心となっており、大規模な設備更新はやや後ろ倒しの傾向です。ネジクルでは、こうした「補修・改修需要」に応える商品提案を強化してまいります。

ネジクル解説コメント

1. 製造業の設備投資が徐々に回復へ
今回の一致指数上昇に寄与した所定外労働時間や鉱工業生産指数の改善は、現場の稼働率上昇を示唆しています。これにより「部品の交換・機器の修理」が増える可能性が高く、工場系ユーザーからの注文にも変化が見られます。

2. 在庫増加=ねじ需要の“谷間”への備え
在庫調整局面では、大口の一括仕入れが減少し、必要最小限の「即納・少量発注」が中心になります。ネジクルの“1本単位・当日出荷”対応は、こうした需要変動にも強みを発揮します。

3. 建設・設備業界では維持・補修が主流に
景気が不安定な局面では、新築よりも既存設備の維持管理ニーズが高まります。ネジクルでは、メンテナンス用のボルト・ナット・座金の需要を予測し、在庫強化を進めています。

4. 指数改善の裏にある「現場の実感」
景気指標の数字が改善しても、現場では「受注減」「価格競争激化」などの声が絶えません。ネジクルは、現場の声に耳を傾け、より柔軟な対応・多品種少量供給を追求します。

5. ネジ業界としての「転換点」を捉える
一致指数の「下げ止まり」は、ネジ業界にも新たな局面を告げています。ネジクルでは、このタイミングを“変化に適応する機会”と捉え、提案型ECとして進化を続けます。

・詳細はこちら
https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/di/202506report.pdf

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