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2025年夏のボーナス動向から見る製造業の回復と人材定着への影響

いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。

今回は伊藤忠総研が発表したレポート「日本経済:毎月勤労統計(6月速報)夏のボーナスは堅調」に注目します。6月の毎月勤労統計によると、2025年の夏のボーナスは製造業を中心に堅調な推移を見せており、人手不足と賃金上昇の波が企業の構造改革を促しています。

ネジクルの視点【2025/08/07-329号】

1. 製造業のボーナス支給額は3年ぶりの増加

記事では、2025年6月の現金給与総額が前年比+2.3%と増加し、特に製造業における賞与が前年比+4.7%と堅調に推移したことが報告されています。2022年・2023年と減少が続いていた中、久々のプラス転換は、設備投資とともに業績回復の兆しを示していると言えます。

2. 雇用者所得の増加が続く背景

基本給(所定内給与)が前年比+1.8%の伸びを記録したことにより、雇用者所得の持続的な増加が見られます。賃上げや待遇改善により、離職率の低下と人材定着が企業の課題解決に繋がっており、これは製造現場にとっても重要な好材料です。

3. 人手不足の影響が継続

製造業全体での人手不足は依然として深刻であり、結果として一人あたりの残業時間も高水準にあります。短期的には人件費の上昇圧力となりますが、ネジクルが扱うファスナー製品や治具類の需要を支える原動力ともなっています。

4. 中小企業への波及効果

大企業の賃上げや賞与増加が中小企業にも波及し始めているとの分析があります。ネジクルの顧客層には中小製造業も多く、こうしたマクロ経済動向が現場の購買行動や設備更新にもつながる可能性があります。

5. 設備投資と労働力の両輪戦略

夏のボーナス支給による可処分所得の増加は、従業員のモチベーション向上だけでなく、企業が省力化や高精度化を目指す設備投資にも影響を及ぼすと見られています。ネジクルも、こうした需要に応えるべく多品種・短納期対応を強化しています。

ネジクル解説コメント

1. 生産現場の省力化ニーズに対応

人手不足に伴う省力化のため、自動組立対応の座金組込ねじや、現場作業を簡素化するワッシャー一体型製品の需要が高まっています。生産性向上と人材定着は、今後も企業の競争力を左右する要因になるでしょう。

2. 設備更新の加速と資材調達の前倒し

夏のボーナス支給による業績の好調が続けば、企業による資材の前倒し調達や老朽化設備のリプレースも活発になります。ネジクルでは、こうした需要に即応できるようカテゴリ・在庫の拡充を継続しています。

3. ボーナス時期における調達行動の傾向

企業の設備更新は、賞与支給後のタイミングに集中する傾向があり、ネジやファスナーなどの部材発注も同時期に活発化します。ネジクルでは7月から8月にかけての需要動向を注視し、在庫・物流体制を強化しています。

・詳細はこちら
https://www.itochu-research.com/ja/uploads/em20250806_2025-049_MonthlyWage.pdf

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