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サウジアラビアでは経済多角化政策「ビジョン2030」のもと、製造業・インフラ投資が加速しており、日本企業にとっても大きなビジネスチャンスが広がっています。特に日本貿易振興機構(JETRO)が公表した「サウジアラビア貿易投資年報」は、現地市場の構造的な変化や外資誘致策、産業拠点としての可能性に注目すべき情報を多数提供しています。
ネジクルの視点【2025/08/07-451号】
1. サウジの「ビジョン2030」が製造業の底上げを牽引
サウジアラビア政府は「ビジョン2030」を掲げ、石油依存からの脱却を目指しています。中でも製造業の拡充が重視され、鉄鋼、建材、自動車、機械部品などの国産化が進んでいます。こうした産業拡大により、ねじや締結部品への需要も今後一層増加する可能性があります。
2. インフラ整備プロジェクトが続々と始動
鉄道や道路、港湾の整備に加え、新都市プロジェクト「NEOM」など、サウジでは巨大インフラ事業が活発化しています。これに伴い、建設資材や組立部品への安定供給体制が求められており、日本製品の信頼性に期待が寄せられています。
3. 対日貿易の回復と日本企業への期待
JETROの報告では、日本からの機械輸出や電気機器の需要が徐々に回復基調にあるとされています。高品質な日本製部材は依然として評価が高く、ねじやファスナー類なども例外ではありません。
4. 外資規制の緩和と進出チャンスの拡大
サウジでは外資規制の緩和が進んでおり、100%外資による現地法人設立も可能になりました。これにより、ネジクルのような専門通販事業者が現地企業と連携しやすくなる土壌が整っています。
5. サプライチェーンの多極化により日本企業にもチャンス
世界的にサプライチェーンの多極化が進む中、サウジアラビアは中東拠点としての役割が注目されています。物流の中継点としての可能性も含め、ネジの需要が安定的に見込まれる地域といえるでしょう。
ネジクル解説コメント
1. 重厚長大な産業を支える「高強度ねじ」へのニーズ
サウジアラビアの製造業・建設業の拡大により、耐荷重性や耐腐食性の高い締結部品への需要が高まると見込まれます。ネジクルでは、高強度ボルトや構造用ねじのラインアップを通じて、こうした産業の基盤を支える部材を提供しています。
2. インフラ整備と共に注目される「あと施工アンカー」
橋梁やトンネル工事などのインフラ整備では、ケミカルアンカーや金属系アンカーが重要な役割を果たします。ネジクルでは、様々な施工条件に対応できる製品を取り揃えています。
3. 現地対応のスピード化に貢献する「即納対応」
ネジクルは国内配送の迅速化に注力しており、今後はサウジのような新興国市場にも「必要なときに必要なねじを届ける」体制を視野に入れています。グローバル調達と在庫管理の強化は今後の課題です。
・詳細はこちら
https://www.jetro.go.jp/world/middle_east/sa/gtir.html
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