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2025年8月5日付で公開された株式会社丸紅 経済研究所による「世界経済概況」では、中国企業の景況感が一段と悪化している状況が報告されました。景気の先行き不透明感は、製造業を支える部品調達にも影響を及ぼします。ネジクルでは、この変化を的確に捉え、お客様に安定供給を届けるべく体制を強化しています。
ネジクルの視点【2025/08/06-304号】
1. 中国の製造業PMIが3カ月連続で悪化
中国国家統計局が発表した2025年7月の製造業PMIは49.1と、3カ月連続で50を下回りました。これは製造業全体における受注減や在庫積み上がりの兆候を示し、企業の先行き不安が鮮明になっています。
2. 輸出の鈍化が製造現場に影響
中国からの輸出は鈍化傾向にあり、特に欧米向けの電子部品や工作機械に対する出荷が減少しています。これにより、国際的な部品供給網に遅れが生じ、製造現場では柔軟な対応力が問われています。
3. 欧米との金融政策の違いが投資判断を揺るがす
中国は金融緩和を進める一方で、米国や欧州は高金利政策を維持しています。この金利差が為替に影響を及ぼし、資材調達コストが企業の判断を複雑化させています。
4. 日本企業にも部材確保への圧力が拡大
調達先を中国に依存していた日本企業も、価格高騰や納期の遅れといった課題に直面。国内在庫の重要性が見直されており、ネジクルのような即納対応可能なサービスのニーズが高まっています。
5. 地政学リスクが中長期的な供給網の見直しを促進
中国依存からの脱却は、企業の長期的な調達戦略において急務となっています。アジア他国や国内調達へのシフトが進む中、ネジクルは「今あるねじを、今届ける」体制で貢献しています。
ネジクル解説コメント
1. サプライチェーンの再構築で問われる即応性
物流の乱れが続く中、必要な時に必要なねじを即納できる仕組みが競争力となります。ネジクルは1本から出荷対応可能なため、製造現場の急な要望にも応えられる柔軟性があります。
2. 国内調達の回帰を支える在庫戦略
調達コストと安定性のバランスを考慮し、国内でのねじ調達が見直されています。ネジクルでは東大阪を拠点とし、国内在庫による供給網の確保に努めています。
3. 特殊用途や多品種小ロットにも強み
需要が分散する中、小ロット・多品種の対応力が評価されつつあります。ネジクルでは標準品に加えて、座金組込ねじやセルフタッピンねじなども多様に取り揃えています。
・詳細はこちら
https://www.marubeni.com/jp/research/report/data/WeeklyBriefing20250805.pdf
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