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日本政策投資銀行(DBJ)が2025年6月に発表した「全国設備投資計画調査」によると、大企業の設備投資は電動化・脱炭素・デジタル化を中心に拡大しており、地域別でも北海道・北陸・東海などで二桁増を記録しています。特に製造業での素材技術や自動車電動化への投資が顕著であり、ネジや締結部品の供給にも影響が広がる兆しが見えています。
ネジクルの視点【2025/08/05-932号】
1. 製造業の電動化と脱炭素投資が牽引2025年度の大企業の設備投資は前年比14.3%増と、20%を下回りながらも二桁増を継続。特に製造業では、自動車の電動化投資や素材業界における脱炭素対応が伸びの中心となっており、21.0%増と堅調な動きが見られます。
2. 非製造業は伸びが一服、投資の反動も非製造業は前年の大幅な設備投資の反動で11.3%増にとどまりました。とはいえ、引き続き高水準を維持しており、建設業や通信業など、インフラ系産業を中心に投資が継続しています。
3. 海外拠点の見直しとサプライチェーン再編米中関係の緊張が影響し、中国拠点の縮小が進む中、サプライチェーンの再編が加速。日本国内への回帰や他国への分散配置が進み、ネジや部品の国内需要増につながる可能性も見込まれます。
4. 人材不足と物価上昇に伴う人的投資の増加人材確保を背景に賃上げが進められており、人的投資が設備投資と並ぶ重要な要素に。デジタル活用による人手代替も視野に入れ、現場の自動化や省力化が一層進む見込みです。
5. デジタル化・研究開発と脱炭素技術が拡大デジタル化やAIの活用はすでに定着し、さらに研究開発は脱炭素技術に重点を置いて推進。特に水素・アンモニアといった次世代エネルギーに対する研究開発が活発化しています。
ネジクル解説コメント
1. 電動化・脱炭素化に対応する素材部品の需要拡大自動車や素材分野での電動化・脱炭素化は、軽量・高耐熱性・高強度な締結部材の需要を高めます。ネジクルではこれらの分野に対応可能な【座金組込ねじ】や【高耐食ボルト】の需要に対応しています。
2. 国内回帰型の設備投資と地域別需要への対応北海道や北陸など地方の設備投資が拡大する中、ネジクルは即納対応や多品種在庫により、地方製造業の多様な調達ニーズに応える体制を強化しています。
3. 人手不足対策としての自動化部材ニーズ工場の省力化に向け、組立効率の高い「タッピングねじ」や「インサートナット」などの需要が拡大。ネジクルではこうした商品カテゴリの特集を展開し、選定を支援しています。
4. 脱炭素製品の価格転嫁課題に対応した調達サポート省エネ・再エネ対応製品の価格上昇に対し、ネジクルはコストパフォーマンスに優れたパーツを紹介し、企業の脱炭素投資にかかる負担軽減を支援しています。
5. デジタル化に伴う部品小口ニーズへの即応IoT機器や制御盤設計などで発生する小口ネジ需要に対して、ネジクルは1個からの販売に対応。部品の多品種少量ニーズにも柔軟に対応しています。
・詳細はこちら
https://www.dbj.jp/pdf/investigate/equip/national/2025_summary.pdf
【記事に関連する商品情報】
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座金組込ねじ(ゆるみ防止に最適)
脱炭素化設備や精密機器などの耐振動対策に適したねじ。 -
タッピングネジ(各種形状)
自動化・省力化ラインでの板金・樹脂固定に利用される汎用ねじ。 -
高耐食ボルト(屋外設備・脱炭素施設向け)
屋外や腐食環境に強く、長期信頼性が求められる設備に最適。 -
インサートナット(樹脂・軽金属対応)
軽量化・複合材料化が進む電動車部品の締結に対応。 -
調整用アジャスター(設備の水平調整や振動対策に)
省エネ機器やデジタル設備の導入現場での調整部品として活用。
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