ネジクルの視点【2025/08/05-207号】
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首都圏の景況感が注目される中、日本政策投資銀行(DBJ)が公表した「設備投資計画調査(首都圏・2025年)」が発表されました。 本調査は全国で実施される設備投資の中でも最大規模を誇り、今回は首都圏に本社を置く企業と首都圏へ投資を行う域外企業の動向が集計されている点が特に注目されます。
1. 2025年度、首都圏の設備投資は増加傾向に
製造業・非製造業ともに、2025年度の設備投資額は前年を上回る計画です。特に非製造業のオフィス・物流施設関連投資が増加しています。
2. 域外企業による首都圏投資が過去最高水準に
首都圏外に本社を置く企業が、データセンターや研究施設の建設などを目的に首都圏へ積極的に投資。2025年度はとくに神奈川・埼玉に注目が集まっています。
3. 重点投資分野は「生産性向上」「脱炭素」
多くの企業が省力化・自動化投資や再生可能エネルギー関連設備に予算を充てており、カーボンニュートラル社会に向けた動きが顕著です。
4. 設備更新・老朽化対応が投資の柱
老朽化設備の更新や耐震補強など、リスクマネジメント的な観点からの投資も活発で、建築金具や強度部材の需要が今後も継続すると見込まれます。
5. 今後の設備投資意欲は「堅調」
2026年度以降についても企業の投資姿勢はおおむね前向きで、IT・AI・ロボット活用など先端分野への投資も拡大が期待されます。
ネジクル解説コメント
1. 物流・オフィス投資は締結部品の需要増に直結
物流拠点や再開発ビルの増加に伴い、建材・設備機器の取り付け用ねじの需要が拡大しています。特に軽天用ビスやアンカーボルトなどの在庫強化が有効です。
2. 脱炭素設備では耐久性・気密性が求められる
太陽光パネル設置や断熱パネル固定用などに、耐蝕性やシーリング性を持った特殊ネジが選定されています。シーリング付き座金ねじや樹脂製ねじなどが代表格です。
3. 首都圏外からの投資には“即納対応力”がカギ
地方本社の企業が都市圏に拠点を設ける場合、現場での急な追加・変更需要が発生しやすくなります。ネジクルの「1本単位」対応は、こうしたニーズにマッチしています。
4. 老朽設備の改修は「今すぐ使える部材」が重要
老朽化対策や耐震補強のためのねじ・アンカー需要が伸びています。手持ち在庫で対応できる現場が求めるのは「即納・定番品」。ネジクルの在庫型商品が強みを発揮します。
5. 先端分野にも組込ねじ・ミクロパーツが活躍
AI・ロボット導入にともなう筐体・装置部品の取り付けには、座金組込ねじや小ねじ・ミクロねじの活躍が見込まれます。
・詳細はこちら
https://www.dbj.jp/upload/investigate/docs/8_shutoken_2025.pdf
【記事に関連する商品情報】
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軽天ビス(ドリル付き)
首都圏の再開発や物流倉庫建設に不可欠な軽天材の固定に。 -
アンカーボルト(接着系)
老朽改修や耐震補強の施工現場で幅広く利用されています。 -
座金組込ねじ(パッキン付き)
防水・防塵性能が必要な電気設備や再エネ施設にも活用。 -
ミクロねじ(精密小型部品用)
小型装置・ロボットの筐体固定に。今後の伸びが見込まれる分野。 -
樹脂製ねじ(絶縁・耐食用途)
脱炭素・軽量化設備に最適な素材。水回り・屋外でも活躍します。
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