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今回ご紹介するのは、日本政策投資銀行が発表した「北関東甲信設備投資計画調査(2024-2026年度)」です。自動車・電子部品分野を中心に、製造業の設備投資が再び活発化しており、地域経済への波及効果が期待されています。ネジクルではこうした動向をいち早く捉え、関連する締結部品の需要に対応する体制を整えています。
ネジクルの視点【2025/08/05-291号】
1. 製造業の回復基調が鮮明に
2024年度の投資は一部で減速が見られたものの、2025年度は再び拡大が予測されており、特に自動車関連・電子部品関連の設備更新や自動化需要が設備投資を後押ししています。
2. 地域外企業の投資比率が増加
北関東甲信地域には関東圏外からの投資意欲も高まっており、群馬・茨城・長野の工業団地や物流拠点への投資案件が活発化しています。これはサプライチェーン再構築やBCP対応を背景とした動きと考えられます。
3. 産業別で明暗、自動車と電子部品は好調
業種別では、自動車・電子部品・精密機器などが好調な一方、アパレル・木材加工など一部業種では投資抑制の傾向も見られます。産業構造の変化に対応した投資計画が進行中です。
4. 2026年度も堅調な投資見通し
2026年度も全体としては堅調な投資見込みが示されており、設備の老朽化対策や省エネ対応投資も含め、長期的視点での再構築計画が強く意識されています。
5. 中小企業も積極姿勢に転換
これまで投資に慎重だった中小製造業も、人手不足対策や生産性向上の観点から自動化設備やデジタル制御機器の導入を進めています。補助金活用による波及効果も期待されます。
ネジクル解説コメント
1. 投資活発化でねじ・締結部品の需要増加へ
自動車・電子部品分野での設備投資が増加することで、組立工程におけるねじ・ボルトの需要も比例して増加すると見られます。ネジクルではこうした工場設備更新の需要に即応する体制を整えています。
2. 自動化・省力化向けのねじ製品の強化がカギ
自動化設備ではトルク管理や繰り返し脱着に適したねじ、異種材料締結用の特殊ねじなどのニーズが高まっています。ネジクルでは特殊用途向け製品群を強化中です。
3. 中小企業支援のための小ロット即納体制も重要
中小製造業のニーズに応じ、1本から即納可能な体制や、当日出荷のサポートが選ばれるポイントになります。ネジクルでは現場の声に応えた供給体制を整備しています。
・詳細はこちら
https://www.dbj.jp/upload/investigate/docs/7_kitakantou_2025.pdf
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