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関税交渉は終結したのか? ~懸念される認識の齟齬~

いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。最近の日米関税合意を巡る発表内容について、SOMPOインスティチュートの記事をご紹介します。

ネジクルの視点【2025/08/01-237号】

1. 日米の合意内容に関する認識の齟齬

両国は関税率15%で合意と発表したものの、日本側は鉄鋼・アルミは含まずと説明し、正式な文書は未締結であるため、認識のズレが懸念される。

2. 5,500億ドル投資の解釈の不透明性

トランプ政権は「投資」と表現する一方、日本政府は「出資・融資保証の枠を設けた」と説明しており、利益配分や実行スケジュールに関する具体的な合意が不明瞭である。

3. 市場アクセス拡大の具体性の欠如

農産品やLNG、航空機、防衛装備品など多岐にわたる市場開放が謳われるが、輸入数量や購入時期、対象企業の判断基準が明確になっておらず、実現性に疑問が残る。

4. 利益分配構造への懸念

米国側は投資利益の90%を保持するとしており、出資比率としての解釈も示唆されることから、日本側の経済合理性や投資収益への影響が注目される。

5. 今後の政策不確実性と企業対応

正式合意書未締結のまま政策が変更される可能性が高く、自動車メーカーや関連産業のサプライチェーンにも影響が及ぶため、企業側は柔軟な対応が求められる。

ネジクル解説コメント

1. 自動車産業における座金組込ねじの需要増

日米自動車市場アクセス拡大に伴い、輸入車の保守・修理部品需要が増加し、座金組込ねじは自動車組立やメンテナンスで不可欠なアイテムです。

2. LNG関連インフラ工事向けアンカーボルトの重要性

エネルギーインフラの近代化計画が進む中、LNGプラントや送電網構築ではアンカーボルトによる強固な基礎固定が求められます。

3. 半導体製造に伴う極小ねじの採用

米国企業との投資協力により半導体生産が増加すると、クリーンルーム機器の組立に必要な極小ねじの需要が高まります。

4. 防衛装備品調達と高強度ナットの活用

防衛装備品の追加購入に対応するため、高強度ナットはミリタリー機器や装備品の組立・固定に欠かせない製品です。

5. 建設・インフラ工事でのドリルネジ採用拡大

港湾や施設建設における米国製機器導入が進むことで、速結ビスであるドリルネジの施工効率性が評価されます。

・詳細はこちら:https://www.sompo-ri.co.jp/2025/08/01/19510/

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