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ネジクルの視点【2025/07/25-348号】
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2025年7月の参議院選挙で与党が敗北したことを受け、経済政策の先行きや産業活動に不確実性が広がっています。
今回は、大和総研の最新記事をもとに、その影響を5つの観点から読み解き、ネジクルとしての視点と商品提案をお届けします。
1. 政権の弱体化と政策停滞リスク
与党の敗北によって、税制や規制改革など重要な経済政策の実行にブレーキがかかる恐れがあります。企業にとっては先行投資の判断が難しくなり、「すぐ使える部材の確保」が優先される流れが強まっています。
2. 為替変動と調達コストの見直し
選挙直後から円高が進行し、輸出企業には逆風となる一方、輸入原材料のコスト減少が一部製造業では追い風となります。ただし、急な価格変動に対応するため「柔軟な発注体制」が重視されます。
3. 公共投資の先送りと民間需要シフト
政策の不透明化により、公共工事などの大型案件が遅れる可能性があります。その代替として、中小企業のメンテナンスや民間設備の補修需要が活発化し、「補修・維持用パーツ」が注目されています。
4. 調達の内製化と国内部材への回帰
海外サプライチェーンのリスク回避を背景に、国内部材への需要が戻ってきています。特に「短納期・少量対応」が可能な国内ECサイトの役割が拡大しています。
5. 締結部品に求められる多機能性
政治・経済の混乱期においては、耐久性・安全性・作業効率など、ナットやねじに対する要求水準も高まります。今後は高機能製品や特殊仕様の問い合わせが増えると予想されます。
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ネジクル解説コメント
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1. 高ナットは建設機械や大型設備の整備に最適
政策遅延に伴い新設よりも整備案件が重視される傾向にあり、高ナットは強度確保や延長接続での採用が見込まれます。
2. セルフロックナットは長期安全性を確保
設備が長期使用される中で、ゆるみ防止機能を持つナットは信頼性の観点から選ばれやすくなっています。
3. インサートナットは軽量化部材への強度補強に
電機・車載分野で使用される樹脂部材に対して、高い締結力を提供するインサートナットは不可欠な存在です。
4. スペーサーは制御盤や機械レイアウトに対応
高密度配置が求められる電子・機械分野で、パーツの距離確保・絶縁対策として幅広く活用されています。
5. 特殊ナットは個別課題の解決策として注目
ねじ部の緩み止め加工、二重締結、特殊形状など、現場の課題に応じた専用品の問い合わせが増加傾向にあります。
・ 詳細はこちら
https://www.dlri.co.jp/report/macro/485631.html
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【記事に関連する商品情報】
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- 高ナット(長ナット)
老朽設備の補強や機械再構築に適した定番部材。延長用ボルトとの併用で締結力を維持。 - セルフロックナット
ナイロンリングなどでゆるみを防止する構造を持ち、振動・衝撃の多い設備にも最適。 - インサートナット
樹脂や木材に直接ねじ込んで金属ねじを安定固定。EVや家具業界でも広く使用されています。 - スペーサー(樹脂・金属製)
電子部品間の絶縁や固定高さ調整に。丸型・六角型・貫通型など多彩なバリエーション。 - 特殊ナット
二面幅違いや一体加工タイプなど、特殊環境下で活躍する高機能ナットをご用意。
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