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ネジクルの視点【2025/07/19-1042号】

いつもネジクルをご利用いただきありがとうございます。

社会インフラ整備・維持管理に資するスタートアップの技術開発と今後の展望

1. 人手不足と高齢化が進む建設現場
建設業従事者数は1997年の685万人から2023年には477万人へと約30%減少。さらに、55歳以上が36.7%、29歳以下が11.7%という高齢化構造も深刻です。人手不足と技術継承の断絶が業界全体の持続可能性に直結する問題となっています。

2. 建設スタートアップ技術の台頭
UAV(無人航空機)による測量、AIによる画像解析、3Dプリンタを使った施工など、スタートアップが開発した革新的技術が、効率化・省力化を実現しつつ、品質と安全性の確保にも寄与しています。特に「施工」に関する技術が最も多く全体の62.3%を占めました。

3. 代表的な活用例:建設用3Dプリンタと遠隔施工
型枠や熟練工が不要になり、施工日数・人員を大幅に削減できる建設用3Dプリンタや、後付け可能な遠隔操作装置(ModelⅤ)が導入されています。また、職人と発注者をつなぐマッチングアプリ「助太刀」も注目技術として紹介されています。

4. 導入課題:制度・現場・スタートアップ側の三重苦
現行制度の壁、現場での導入体制不足、スタートアップの資金や人材確保の難しさなど多層的な障害があります。特に公共工事では新技術の採用に慎重で、評価制度の整備が不可欠です。

5. 今後の展望:認証制度・標準化・連携強化で普及促進
国や自治体が主導する制度改革や発注制度の見直し、技術認証制度の創設、地方自治体との連携強化により、社会インフラ分野におけるスタートアップ技術の社会実装が加速すると期待されています。

ネジクル解説コメント

1. 建設業の高齢化・人手不足の問題は、ネジの調達にも直結しています。特に「明日1本必要」な顧客には、施工の省力化がニーズと連動しています。

2. 施工現場の自動化・省力化は、部材(ネジ、ボルト等)の納期・調達スピードへの要求を高めています。ネジクルの即納体制はこの流れにフィットします。

3. ドローン測量やAI画像解析が進むと、必要な部材の仕様がより精密に指定されるようになります。これに対応する商品ラインナップ強化が重要です。

詳細はこちら:
https://www.jice.or.jp/research/jice_rpt47_07.pdf

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