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梅雨明けが待ち遠しい今日このごろですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
本日は、直近3日間で更新された「ねじ」に関連する統計データをもとに、市場の動向と商品情報をお届けします。
ネジクルの視点【2025/07/17 237号】
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ボルト・ナット・ねじの輸出価格(円ベース)は微減傾向
2025年6月の輸出物価指数(EPI)は前年同月比プラス0.6ポイントの128.6。前月比では0.1ポイント低下し、2ヶ月ぶりの下落となりました。指数の過去最高は132.1(2025年1月)、最低は97.7(2018年4月)です。 -
国内価格も小幅に低下 消費税込で3ヶ月連続下落
2025年6月のボルト・ナットのPPI(消費税込)は131.0、前年同月比で3.6ポイント増ながら、前月比では0.3ポイント下落し、3ヶ月連続の減少。過去最高は132.3(2025年3月)です。 -
金属製品全体も同様の傾向
金属製品全体(消費税込)は2025年6月に133.1と前年比プラス5.1ポイントで上昇したものの、0.4ポイントの微減となり、6ヶ月ぶりのマイナスに転じました。 -
特定素材では鉄鋼系が特に長期下落
鋼材(消費税込)は前年同月比マイナス8.4ポイントで149.1、前月比0.2ポイント下落。10ヶ月連続の下落で、2022年6月以来の低水準です。ステンレス管も101.7と横ばいですが、前年比では下落しています。 -
年次では溶接棒や金属製品に明暗
2024年の溶接棒のPPIは123.3で前年比マイナス1.2パーセントと14年ぶりに減少。一方、金属製品(税抜)は128.3と過去最高で、8年連続増加しています。
ネジクル解説コメント:
- 輸出価格のわずかな下落は、海外向け製品の価格競争力維持の表れと考えられ、特注ボルトなどの価格戦略に影響します。
- 国内価格の下落は、工事業者や製造業者の調達コスト削減の好機です。
- 金属製品の価格推移は、ねじや関連部品にも波及し、素材コストの変動に注意が必要です。
- 鋼材価格の長期的な下落傾向は、構造物・建築部材用ねじ類の価格にも反映される可能性があります。
- 溶接棒と金属製品の対照的な動きは、素材ごとの需要変化を映し出しています。
【記事に関連する商品情報】
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小ねじ(耐食、屋外用)
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