難燃規格対応部品における工程別ネジ・関連部品選定
工程1:難燃要求仕様の確認
工程内容(仕様書ベース):UL94、IEC 60695、JIS K 6911などの難燃試験規格を確認し、使用部位に必要な難燃等級を決定します。
なぜ必要か:制御盤、配線固定部、樹脂絶縁部品では、火災時の延焼を防止するためです。
使用製品:樹脂ワッシャー
用途・役割:金属ねじ部と筐体の間に挿入し、絶縁、緩衝、座面保護を行います。
選定基準:強度区分:樹脂部品のため金属ねじ強度区分対象外です。材質:ナイロン、PPS、PEEK系を指定します。使用環境:制御盤内、配線固定部、発熱機器周辺です。規格:UL94 V-0、IEC 60695、JIS K 6911を確認します。
引用仕様書名または参考基準名:UL94「Tests for Flammability of Plastic Materials」、IEC 60695、JIS K 6911
次工程:使用部位ごとの固定方法を決定します。
次工程↓
工程2:絶縁スペーサー・基板固定部品の選定
工程内容(仕様書ベース):電気電子機器内の基板、端子台、配線ダクトを筐体から離隔して固定します。
なぜ必要か:短絡、漏電、熱伝導、振動による基板破損を防止するためです。
使用製品:スペーサー、六角スペーサー・6角スペーサー
用途・役割:基板と筐体の間隔を一定に保持し、ねじ締結時の高さ基準を作ります。
選定基準:強度区分:金属スペーサーは組み合わせる小ねじの強度区分に合わせます。材質:黄銅、ステンレス、樹脂を選定します。使用環境:盤内、屋内電装部、弱電機器内部です。規格:JIS B 0205、ISOメートルねじ、UL94 V-0相当材を確認します。
引用仕様書名または参考基準名:IEC 60695、JIS B 0205、UL94
次工程:締結ねじを選定します。
次工程↓
工程3:配線固定用ねじの選定
工程内容(仕様書ベース):配線金具、端子台、ケーブルクランプを筐体や取付板へ固定します。
なぜ必要か:通電部の緩み、接触不良、配線脱落、振動による断線を防止するためです。
使用製品:配線ビス、なべ小ねじ(なべ頭)
用途・役割:端子台、アース線、配線押さえ金具を確実に固定します。
選定基準:強度区分:小ねじは鋼製4.8相当またはステンレスA2-70を基準にします。材質:鉄三価クロメート、ステンレスSUS304を選定します。使用環境:制御盤内、屋内配線部、結露が少ない環境です。規格:JIS B 1111、JIS B 0205、ISO 898-1を確認します。
引用仕様書名または参考基準名:JIS B 1111、JIS B 0205、ISO 898-1
次工程:防水・シール部品を選定します。
次工程↓
工程4:シール座金・防水部品の選定
工程内容(仕様書ベース):屋外盤、配線引込部、筐体貫通部のねじ締結箇所にシール部品を使用します。
なぜ必要か:水分、粉じん、湿気の侵入を防ぎ、電気部品の絶縁低下を防止するためです。
用途・役割:ねじ座面に密着し、締結部からの浸水を防止します。
選定基準:強度区分:組み合わせるボルトは4.8、8.8、A2-70を指定します。材質:ステンレス、EPDM、NBRを選定します。使用環境:屋外、湿気環境、盤外面です。規格:JIS B 1256、JIS B 0205、IEC 60529を確認します。
引用仕様書名または参考基準名:IEC 60529、JIS B 1256、JIS B 0205
次工程:最終確認を行います。
工程のまとめ
参照規定:UL94、IEC 60695、JIS K 6911、JIS B 0205、JIS B 1111、JIS B 1256、IEC 60529
必要商品: 樹脂ワッシャー、 スペーサー、 六角スペーサー・6角スペーサー、 配線ビス、 なべ小ねじ(なべ頭)、 シール座金、 シーリングパッキン

