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古民家再生 工程別締結部品選定ガイド

工程1:既存躯体調査・仮補強工事

工程内容(仕様書ベース)

既存柱・梁・土台の腐食、シロアリ被害、不同沈下を確認し、解体前に仮筋交いおよび仮固定材を設置します。 国土交通省「木造住宅耐震改修技術指針」および日本建築防災協会「木造住宅耐震診断基準」に基づき施工します。

なぜ必要か

古民家は長期荷重と湿気により接合部が緩んでいます。 仮補強を実施せずに解体すると、梁落下や柱転倒が発生します。

使用製品

用途・役割

コーチスクリューは仮筋交い固定、オールアンカーは土間固定、ターンバックルは水平引張固定に使用します。

選定基準

  • 強度区分:4.8以上
  • 材質:鉄・溶融亜鉛メッキ
  • 使用環境:湿気環境・半屋外
  • 規格:JIS B1180・JIS B1220

引用仕様書名または参考基準名

国土交通省 木造住宅耐震改修技術指針
日本建築防災協会 木造住宅耐震診断基準

次工程

↓ 基礎補強工事

工程2:基礎補強・アンカー固定工事

工程内容(仕様書ベース)

既存基礎へ増し打ちコンクリートを施工し、新設土台固定用アンカーを設置します。 公共建築工事標準仕様書に基づき施工します。

なぜ必要か

古民家は玉石基礎や無筋基礎が多く、耐震性能不足となっています。 基礎と土台の一体化が必要です。

使用製品

用途・役割

ケミカルアンカーは既存基礎への定着、オールアンカーは補強金物固定、六角穴付きボルトは鋼製補強材接合に使用します。

選定基準

  • 強度区分:8.8以上
  • 材質:SCM435・ステンレス
  • 使用環境:床下湿潤環境
  • 規格:JIS B1176・JIS B1051

引用仕様書名または参考基準名

公共建築工事標準仕様書(建築工事編)
日本建築学会 JASS5

次工程

↓ 木部補強工事

工程3:柱・梁・差鴨居補強工事

工程内容(仕様書ベース)

既存木部へ鋼板補強、添え梁施工、耐震金物設置を行います。 日本建築学会 木質構造設計規準を参考に施工します。

なぜ必要か

古民家の込み栓接合は水平力に弱く、地震時に仕口破断が発生します。 接合補強により耐震性能を向上させます。

使用製品

用途・役割

コーチスクリューは添え材固定、キャップボルトは鋼板接合、高強度ボルトは梁補強固定に使用します。

選定基準

  • 強度区分:8.8から10.9
  • 材質:SCM435・SUS304
  • 使用環境:木部結露環境
  • 規格:JIS B1176・ISO898-1

引用仕様書名または参考基準名

日本建築学会 木質構造設計規準
住宅金融支援機構 木造住宅工事仕様書

次工程

↓ 屋根改修工事

工程4:屋根下地・板金固定工事

工程内容(仕様書ベース)

野地板補修、防水シート施工、板金下地固定を行います。 公共建築改修工事標準仕様書に基づき施工します。

なぜ必要か

古民家では雨漏りにより小屋組腐食が進行しています。 屋根防水性能の回復が必要です。

使用製品

用途・役割

MRXドリルネジは鋼板固定、ジャックポイントは板金留め、スパックワッシャーは止水固定に使用します。

選定基準

  • 強度区分:4.8以上
  • 材質:ステンレス・表面処理鋼
  • 使用環境:屋外暴露環境
  • 規格:JIS B1122

引用仕様書名または参考基準名

公共建築改修工事標準仕様書
日本鋼構造協会 屋根施工基準

次工程

↓ 内装造作工事

工程5:内装造作・建具復旧工事

工程内容(仕様書ベース)

床組、壁下地、建具枠、天井下地を施工し、古材再利用部材を固定します。 公共建築木造工事標準仕様書を参考に施工します。

なぜ必要か

古材は寸法誤差が大きく、固定精度不足が建具不良や床鳴りを発生させます。

使用製品

用途・役割

コーススレッドは木下地固定、なべ小ねじは建具金物固定、皿小ねじは面一固定に使用します。

選定基準

  • 強度区分:4.8
  • 材質:鉄・ステンレス
  • 使用環境:室内乾燥環境
  • 規格:JIS B1111

引用仕様書名または参考基準名

公共建築木造工事標準仕様書
住宅金融支援機構 木造住宅工事仕様書

次工程

↓ 完成検査・引渡し

工程まとめ

参照規定

  • 公共建築工事標準仕様書
  • 公共建築改修工事標準仕様書
  • 木造住宅耐震診断基準
  • 日本建築学会 木質構造設計規準

必要商品