六角支柱・高ナット
特徴
六角支柱は、片側がおねじ、もう片側がめねじになっている支柱です。支柱の高さや大きさ、ねじ部の長さによって、さまざまなサイズがあります。両端がおねじ、または両端がめねじになっているものや、丸形の支柱もあります。
高ナットは、その名の通り、高さの高いナットです。両端がめねじの六角支柱と似ていますが、高ナットの場合、両側が中でつながっているのが特徴です。こちらもさまざまな高さの違いがあり、目的によって選ばれます。長ナットとも呼ばれています。
用途
ジョイントや調整、かさ上げなどの用途に使われます。また、めねじとおねじの呼び径を変えることで、サイズの変換機能を持たせることもできます。
コンピューターの基盤が、隣の基盤やケースとぶつらないようにすき間をつくるためによく使われます。基盤が何段も重なった積層構造を組むことができます。
また、六角支柱や高ナットを柱にして、両側から板で挟むことで、簡単なケースをつくることもできます。
スペースをつくるので「スペーサー」と呼ばれることもありますが、この場合、単なる円柱状のパイプと間違われやすいので注意してください。
用途事例

■パソコンの六角支柱
パソコンに使われているマザーボードのコネクター周辺にも、六角支柱が使われています。コネクター側のねじで締めることで、コネクターが外れる心配がなくなります。

■電子工作の六角支柱
電子工作の自作ケースに活用されている両側がめねじの六角支柱。高さのバリエーションがあるので、手軽に好きなサイズのケースをつくることができます。

■スペーサー
「スペーサー」というと、このような円状のパイプを指すこともあります。間違えやすいので、注意してください。 ※ECサイトでも取り扱いが御座います。 詳しくはこちら
六角支柱の代表的なサイズ
<単位 mm>
ねじの呼び | M3 | M4 | M5 | M6 | M8 |
---|---|---|---|---|---|
二面幅 | 6 | 7 | 8 | 10 | 12 |
六角部の長さ | 4~40 | 10~105 | 20~100 | 20~100 | 30~50 |
めねじの深さ | 8 | 10 | 13 | 15 | 20 |
おねじの長さ | 8 | 10 | 3 | 15 | 20 |
※ECサイトでも取り扱いが御座います。サイズ表をクリックして下さい。
高ナットの代表的なサイズ
<単位 mm>
ねじの呼び | M6 | M8 | M10 | M12 | M16 |
---|---|---|---|---|---|
二面幅 | 10 | 13 | 17 | 19 | 24 |
高さ | 20~40 | 20~50 | 20~50 | 25~50 | 30~60 |
※ECサイトでも取り扱いが御座います。サイズ表をクリックして下さい。