止め輪とは保持部品を簡単に止めるリングのことです。止め輪を止める軸部に『溝』を設ける必要があるもの、必要がないものに分けることが出来ます。
また止め輪を方向から考えると、
1.スラスト方向(軸部に対して180度方向)から挿入する。
2.ラジアル方向(軸部に対して90度方向)から挿入する。
3.止め輪を止める軸部に『溝』を設ける必要のない止め輪。
に分類することができます。
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キャップナットF形
スラスト荷重は、プッシュナットとCS形止め輪の中間となります。CS形止め輪に比べ爪が長いため、挿入時の芯ずれを気にする必要はありません。軸用のみとなります
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キャップナットD形
全体を弓状に湾曲させることでバネ作用を持たせ、相手物を押えつけた状態で締結させることが出来ます。軸用のみとなります。