国土交通省監修「耐震改修設計指針」に基づく補強工法に使用される彫込アンカーです。
アンカー設置基準
（1）埋込み長さは、原則として径の５倍以上、かつかぶり厚さ以上とする。
（2）ピッチは、径の７．５倍以上、かつ３０㎝以下とする。
（3）かぶり部分は、埋込まないこと。へりあきは、径の２．５倍以上とする。

本体打込み式の標準的施行手順		注意事項
	● 穿孔する位置の決定 ●墨出し	●図面及び管理者側の指示に従い正確な位置をわかりやすくマークすること ●墨出しがされている場合は位置を確認すること
	●アンカーサイズに適応するドリルを選択 ●穿孔する深さを確認 ●コンクリートドリルにマーキング	●ドリル径および、穿孔深さはアンカーメーカーの指定による ●深さは穿孔機器の調整あるいはドリルにテープ又はマジックインキ等で確実にマークをつけること
	●穿孔	●孔の深さに注意すること ●施行面に直角になるように行うこと ●墨出し位置に正確に施行すること
	●集塵機、プロワー等を使用して孔内の切粉を除去。	●孔底に切粉が残らないようにすること
	●孔内のアンカーにハンマーを用いて軽く叩き挿入	●アンカーを孔に挿入する前にコーンが脱落しないよう、あるいは斜めにセットされてないかを確認すること ●アンカーを挿入する際は、専用打込み棒を直接用いて行わないようにすること
	●メーカー指定の専用打込棒を使用し、打込みの 手ごたえ又は音が変わるまで打込む	●ハンマーの重さは、アンカーのサイズに応じ適切なものを用いること ●メーカーの仕様がある場合はそれに従うこと
	●ボルト類を使用して器材等を取り付ける	●使用ボルトとアンカーのねじ部の「はめあい長さ」は十分にとること