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材質情報

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材料名 規格名称 特性 用途 磁性
SWCH・SS400等 ねじ関係の鉄の材料について整理してみると以下のようになります。
名称:記号→用途
軟鋼線材:SWRM→釘、リベット、ワリピンなど
硬鋼線材:SWRH→バネ座金など
冷間圧造用炭素鋼線:SWCH→小ねじ、ボルト、ナット タッピンねじなど
機械構造用炭素鋼:S**C→ボルト、ナットなど
機械構造用合金鋼:SCM→キャップ、高力ボルトなど
冷間圧延鋼:SPCC→平座金など
一方、SS400は鉄骨などに使われる鋼材で、一般構造用圧延鋼材と呼ばれます。
ビルや橋などの建設材料に使われる物です。
400は強度(引っ張り強さ)を示しています。
有り
黄銅 黄銅 黄銅(おうどう、brass)は、銅Cu と亜鉛Zn の合金で、特に亜鉛が20%以上のものをいう。真鍮(しんちゅう)と呼ばれることも多い。
S45C S45C S45Cは機械構造用炭素鋼鋼材と呼ばれるもので、機械部品に使われる鋼材です。
炭素を含んでいて、堅い性質です。
45という数字は、炭素の含有量0.45%を示しています。

SCM435 クロムモリブデン鋼鋼材
(JIS G 4105)
比重が0.炭素鋼に比べて焼入性に優れている。
調質することにより、優れた強度・靭性が得られる。
工作機械部品・軸・歯車・六角穴付ボルトなど多岐にわたっている。
ステンレス SUSXM7 SUS304を加工しやすくしたステンレス鋼がSUSXM7です。
SUS304の短所は冷間加工性がよくないことです。 加工によって硬化し、「割れ」や「欠け」が発生することもあります。 また金型や工具の寿命も短くコスト高になります。 そこで柔らかい金属のCu(銅)を添加して加工硬化性を抑え冷間加工しやすくステンレス鋼がSUSXM7です。 耐食性や強度はSUS304と同等です。現在SUS304はヘッダー材としてはほとんど使用されていません。

SUS304 =Cr18% + Ni 8%
SUSXM7=Cr18% + Ni 9%+ Cu3%

ステンレスの鋼種名は、SUS304やSUS410などのようにSUSの後に3桁の数字がつきます。SUSXM7のような鋼種名は独特ですがJIS規格にも認定された鋼種です。

XM7というのは開発中のナンバー名で、その性能がとても優れていたため、通称“XM7”で市場に広く流通されていました。 後にJISに認定されるとき(1977年)には、XM7という名が浸透していたので、そのまま「SUSXM7」が採用されました。
防錆用途に使用します。
主に錆びない目的で
使用します。
無し※
SUS303 ステンレス鋼棒
(JIS Gg 4303)
オーステナイト系ステンレス鋼。被削性、耐焼付性良好。SUS302の高セレン快削鋼。溶接には不向き。
耐食性が必要で溶接を伴わない加工部品全般。切削品
無し※
SUS304 ステンレス鋼棒
(JIS G 4303)
オーステナイト系ステンレス鋼。耐食性良好。溶接性、曲げ加工良好。 工作機械部品・軸・歯車・六角穴付ボルトなど多岐に
わたっている。
無し※
SUS304L SUS304のうち、炭素の含有量を減らした極低炭素鋼です。
耐粒界腐食性に優れ、溶接後熱処理できない部品類にも使用される。
無し※
SUS309S 耐食性の面でSUS304よりも優れますが、耐熱鋼としての用途が多いステンレス鋼材です。
SUS310S ニッケルとクロムのバランスは25Cr-20Niで、耐酸化性がSUS309Sより優れています。耐熱鋼としてよく使われます。 非磁性
SUS316L SUS316の極低炭素鋼です。性質は、316の耐粒界腐食性を強化したものです。用途は同様に海水をはじめとする耐食性、耐孔食性が必要な場所で使用される。 無し※
SUS316 ステンレス鋼棒
(JIS G 4303)
オーステナイト系ステンレス鋼。海水に対する耐食性良好。耐薬品性にも優れている。
オーステナイト系ステンレス鋼。海水に対する耐食性良好。耐薬品性にも優れている。
無し※
SUS317L SUS317の極低炭素鋼で、317よりも耐粒界腐食性に優れた材料です。 無し※
SUS321 SUS304にTiを添加して耐粒界腐食性を高めたステンレスです。
装飾部品には推奨されていません。
無し※
SUS329J1 二相組織(オーステナイト・フェライト)を持つステンレスで、耐酸性、耐孔食性に優れ、高い強度を持つ鋼種です。耐海水性もあります 無し※
SUS329J4L 海水など高濃度塩化物環境において優れた耐孔食性、耐SCC性(耐応力腐食割れ性)があります。 有り
SUS403 マルテンサイト系ステンレス、SUS410の耐食性や成形性をさらに向上させたステンレス鋼材です。 有り
SUS405 フェライト系ステンレス。高温からの冷却で著しく硬化しないタイプのフェライト系ステンレス鋼材です。焼入れ用部品やタービン材、クラッド材として使われます。    
SUS410 SUS410 熱処理するためのステンレス鋼です。マルテンサイト系で鉄が約87%と多く、その中に含まれるC(炭素)も多いので熱処理が出来ます。 セルフドリリングスクリューやタッピンネジに使用されます。
一般の熱処理では、ステンレス鋼の場合、Cr(クロム)が炭化して黒く、もろくなってしまいます。ですからステンレス鋼には、「窒化熱処理」を行います。
有り
SUS416 ステンレス鋼棒
(JIS G 4303)
マルテンサイト系ステンレス鋼。被削性がステンレス鋼の中で最良の鋼種。
マルテンサイト系の快削鋼
焼入れ処理を施して使用。
SUS420F ステンレス鋼棒
(JIS G 4303)
マルテンサイト系ステンレス鋼。SUS420J2の被削性改良鋼種。 刃物。ノズル。バルブ。
SUS420J2 ステンレス鋼棒
(JIS G 4303)
マルテンサイト系ステンレス鋼。焼入れ後の硬度が高い。 食品設備。一般化学設備。
原子力用ボルトなど。
SUS430 ステンレス鋼棒
(JIS G 4303)
フェライト系ステンレス鋼。耐食性の優れた汎用鋼種。
家電部品。家庭用器具。
建築内装品。
有り
SUS630 析出硬化系ステンレス。Cuを添加することで、析出硬化性を持たせたステンレス鋼材です。シャフト類やタービン部品として使われます。   有り 
YUS550 建材用高強度マルテンサイト系ステンレス。
SUS410と同等以上の強度と靱性を持ち、SUS304同等以上の耐食性がある。
有り
ASL516    合金元素適正添加(適正比率)と熱処理の技術により、SUS304並の耐食性と、SUS410並の硬さをそなえる。
日立金属㈱製のマルテンサイト系のステンレスです。
  有り
燐青銅 銅合金の一種で、93%の銅に6%の錫(スズ)を加え、微量のりん(P)で脱酸した三元合金をいう。特性として、バネ特性に優れている・耐食性が良い・耐疲労性がある・耐摩耗性に優れている・加工しやすい・非磁性である、などが挙げられる。
スプリングワッシャー等に使われるばね用リン青銅は、これに焼きなましを施してあるものである。
アルミ アルミニウム 原子番号13、元素記号 Al 1円玉の原料として有名。熱と電気を良く通す銀白色の軟らかい軽金属。
鉄に比べて約1/3ほどの比重で軽量という特徴がある一方、純アルミニウムは軟らかい金属である為、銅、マンガン、ケイ素、マグネシウム、亜鉛、ニッケルなどと合金にすることで強度のある金属材料として応用される。ビス類では一般的に、ボルト・小ねじ・リベットでは5000系、六角穴付きボルト(キャップスクリュー)では7000系、ナットでは5000系や2000系、ワッシャーでは1000系が主に利用される。
A2017 アルミニウム合金
(JIS H 4040)
焼入れ焼戻しにより、鋼材に匹敵する強度が得られる。
Cuを多く含むので、耐食性が劣る。
航空機・油圧部品・ギアーなど。
A5052 アルミニウム合金
(JIS H 4040)
中程度の強度を持つもっとも一般的な合金。
耐食性・加工性がよく、特に耐海水性に優れ、溶接性も良好。
一般板金・船舶・車両・建築・飲料缶など。
チタン 鉄の約6割と軽く強度があり耐食性、耐熱性に優れた素材です。
64チタン 国内通称で「64チタン」と呼ばれていますが、JISでは「JIS60種」・「TAB6400」
アメリカASTM規格では「ASTM B348 Gr5」と呼びます。
インコネル ニッケルをベースとし、鉄、クロム、ニオブ、モリブデン等の合金元素量の差異によって数種類に分けられる。 インコネルは耐熱性、耐蝕性、耐酸化性、耐クリープ性などの高温特性に優れている。 スペースシャトル、原子力産業、産業用タービンの各種部品、航空機のジェットエンジン、身近なものでは自動車用の高級マフラーなど様々な分野で使用されている。
SNB 高温用合金鋼ボルト材
SS400 一般構造用圧延鋼材
(JIS G 3101)
靭性に優れており、冷間加工あるいは溶接が容易である。400の数値は引っ張り強さを示す。
建築・船舶・車両・多種構造物やボルト・ナット・軸などの一般部品
SK 炭素工具鋼鋼材
(JIS G 4401)
高速度鋼に似た鋼合金で、炭素含有量が低い。タングステンを多く含有している為、耐摩擦性は高い。
プレス型・ダイカスト型押し出し工具
SNCM ニッケルクロムモリブデン鋼鋼材
亜鉛ダイガスト アルミニウム合金
(JIS H 4040)
中程度の強度を持つもっとも一般的な合金。耐食性・加工性がよく、特に耐海水性に優れ、溶接性も良好。 一般板金・船舶・車両・建築・飲料缶など。
SUM24L いおう快削鋼
(JIS G 4804)
炭素鋼の被快削性を向上させるために硫黄を添加した鋼材。炭素鋼に比較して強靭さな劣る。末尾に”L”が付くものは”Pb”を含む 強靭さをあまり必要としない機械部品に広く使用されている。
C3604 快削黄銅
(JIS H 3250)
被削性に優れ加工性、打抜性も良い。
C3602は展延性も良い。
ボルト・ナット・小ネジ・歯車・バルブ・時計・カメラ部品など。
樹脂
樹脂の性質一覧
主に石油を原料として製造される。熱硬化性樹脂と熱可塑性樹脂がある。
熱硬化性樹脂
・フェノール樹脂 (PF)
・エポキシ樹脂(EP)
・ポリウレタン(PUR)
熱可塑性樹脂
・ポリエチレン (PE)
・ポリプロピレン (PP)
・ポリ塩化ビニル (PVC)
・ポリ塩化ビニリデン
・ポリスチレン (PS)
・テフロンR ? (ポリテトラフルオロエチレン、PTFE)
・ABS樹脂(アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂)
・AS樹脂
無し
PA6PA66 ポリアミド=ナイロン L強靭な材料で、摩擦係数が小さく、しかも耐摩耗性で、自己潤滑性に優れている。
耐油性、耐薬品性もよいので機械材料に最適な材料で有りますが、吸湿性が高いので、設計上配慮しなければならないという問題点もある。
POM ポリアセタール
(オキシメチレン)
耐薬品性。耐磨耗性に優れている。
切削性もよく、機械的強度も良好。(ジュラコン・ポリアセタール・デルリン・テナック・ユピタール)
歯車・カム・モーター部品・ファスナー・バルブなど。
PP ポリプロピレン 比重が0.9と汎用プラスチック中で最も軽く、耐薬品性・耐加水分解性・電気的特性にも優れている。
PPS ポリフェニレンサルファイド 比重が0.優れた耐熱性を有し、高温度雰囲気中で長時間使用しても物性劣化はほとんどない。
また、耐薬品性、機械的特性、電気的特性、及び寸法安定性にも優れている。
テラリンク ナイロン6、ナイロン66、PBT材があり汎用樹脂と同レベルの成形ができ、熱硬化性、樹脂なみの耐熱性をもつ。
ピーク ポリエーテルエーテルケトン エンプラの中でも最高レベルの耐薬品性を有し、PEEKを溶解する唯一の汎用化学品は濃硫酸だけ。
また耐熱性、耐摩耗性、難燃性、耐加水性分解性にも優れている。
ポリカ ポリカーボネード 抜群の耐衝撃性を有し、機械的特性、電気的特性等をバランス良く備え、かつ透明で自己消化性を示す
レニー ガラス繊維強化アミド
MXD6
エンプラの中でも最も大きい強度・弾性率を有し、耐油性や耐熱性にも優れている。(ガラス繊維強化アミドMXD6)
PVC 軟質塩化ビニール ポリ塩化ビニルまたは塩化ビニル樹脂といい、塩ビと省略される事もある。
主原料が60%の塩と、40%の石油とで構成されるプラスチック材。軟質と硬質とに大別され、ねじ製品では主にボルトやナット、ワッシャーなどに利用されている。
インサート鋳造、メッキ、塗装、印刷など機構部品から外観部品等まで対応可能
PTFE 四フッ化エチレン樹脂 ほとんどの化学薬品・溶剤に対して不活性。 さらに、優れた電気特性・非粘着性と潤滑性をあわせもつ。
マグネシウム
ZAM
D2052

無し※ : オーステナイト系ステンレスは、一般的には非磁性ですが加工等によって内部構造に変化が生じ少し磁性を帯びることがあります。