ダクロダイズドに六価クロムは含まれています。
(金属亜鉛フレークと六価クロム化合物を焼付コーティングした複合皮膜)
六価クロムの問題を解消する対策として、ノンクロム処理品が一般的な代替え品として、自動車業界を
中心に様々な業界で採用されています。

代表的な環境対応　ノンクロム塗装系亜鉛フレーク皮膜処理

①ジオメット・・・・・・・・・自動車業界など認知度が一番有ります。
②DISGOディスゴ・・・・建築・住宅業界で知名度があります。
③ドルフレーク・・・・・・GMなど海外認知度有り　国内でも認知度上昇中
④デルタプロテクト・・・リセス・六角穴の液だまりが少ない事で差別化PR
　　　　　　　　　　　　　 鉄道・自動車に採用されています。

ポイント

• ●処理工程にも皮膜中にクロム化合物を一切使用しません。
• ●塩水噴霧試験(S.T.T)　1000時間以上　赤錆発生無し
• ●膜厚が厚めになるのが、問題です。
• ●処理の基本は下地ベースコート焼入＋トップコート焼入
  ２コート　２ベークが標準仕様です。
• ●酸洗いや電解工程をせず、ショットブラストによる前処理の為に水素脆性の発生する要因がありません。
  高強度の焼入れ製品に対して遅れ破壊の心配がないので自動車業界への採用率が高いです。
• ●貫合性
  膜厚が10μ～15μ程度が一般的な仕様となります。
  形状や処理品・使用方法により雌ねじを0.1～0.2ｍｍオーバータップを必要とする場合があります。